narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

4ヶ月でここまで進化した。GPT-5.5時代のChatGPT画像生成で遊んでみた

今年の2月頃、ChatGPTの画像生成機能で遊んでみたという記事を書いた。

当時の印象を一言で表すなら、「面白いおもちゃが増えたな」というものだった。テキストで指示を出すだけでイラストが生成されるのは確かに面白い。しかし、まだまだ試験的な機能という印象も強く、どちらかと言えば「AIってこんなこともできるんだ」という驚きの方が大きかった。

 

naritalabsblog.com

 

それから約4ヶ月。

GPT-5.5へのアップデートや画像生成機能の改良もあり、改めて触ってみると当時とはかなり印象が変わっていた。

以前は「とりあえず生成してみる」が中心だったのに対し、今は「こうしてほしい」「ここは維持してほしい」「ここは変更してほしい」と会話を重ねながら作品を作っていく感覚に近い。

今回は以前作ったオリジナルキャラクター、いわゆる"うちの子"を題材にしながら、現在のChatGPT画像生成がどこまで進化したのかを改めて試してみることにした。

果たして4ヶ月前の「面白いおもちゃ」は、どこまで進化したのだろうか。

 

まずは全身像を作るところから

今回の検証に使うのは、以前ChatGPTで作成したオリジナルキャラクターだ。

実はこのキャラクター、最初から全身像が存在していた訳ではない。元になったイラストは上半身が中心で、足元までは描かれていなかった。

以前の記事でも少し触れたが、ChatGPTの画像生成機能には不足している部分を補完する機能がある。そこで今回は、その機能を利用して全身立ち絵として整えるところからスタートした。

まずは制服姿の全身像を作成。金髪の三つ編みや白いブラウス、チェック柄のスカートといった特徴はそのまま残しつつ、黒いソックスとローファーを追加して自然な全身立ち絵へと仕上げていく。

正直なところ、以前の画像生成AIなら「足元だけ妙に不自然」「体のバランスがおかしい」といった結果になることも珍しくなかった。しかし今回試してみた限りでは、全身のバランスも比較的自然で、ぱっと見では補完したとは分からないレベルまで仕上がっている。

もちろん細かく見れば気になる部分はあるかもしれない。それでも、「上半身しかないイラストから自然な全身像を作る」という作業が、特別な画像編集ソフトを使わず会話だけでできてしまうのは素直に驚いた。

そして、この全身立ち絵こそが今回の主役だ。

ここからさらに衣装変更やデザインの調整を行いながら、GPT-5.5時代の画像生成がどこまで進化したのかを試していくことになる。

 

今のChatGPTは「呪文」より「指示書」

画像生成AIを触ったことがある人なら、一度は「プロンプト」という言葉を聞いたことがあると思う。

少し前までの画像生成AIは、いかに上手な呪文を唱えるかが重要だった。

例えば、

  • anime girl

  • blonde hair

  • masterpiece

  • best quality

といった単語を並べたり、細かく重み付けをしたり。思い通りのイラストを出すためには、ある意味でAI専用の言語を覚える必要があった。

私自身もStable Diffusionを触っていた時期があるので、その感覚はよく分かる。

もちろん今でも細かな指定は可能だ。しかし、GPT-5.5の画像生成を触っていて感じたのは、昔のような「呪文」を考える必要性が大きく減ったことだ。

今回の検証でも、

「このキャラクターをウェディングドレス姿にしてください」

だけでは終わらない。

むしろ重要なのは、

  • 何を残すのか

  • 何を変更するのか

  • 何を消すのか

  • どんな参考資料を使うのか

を整理して伝えることだった。

例えば今回なら、

  • 髪型は維持

  • 三つ編みは維持

  • 顔立ちは維持

  • 衣装だけ変更

  • ウェディングドレスにする

  • 元の制服は削除

といった具合だ。

やっていることは画像生成というより、むしろイラストレーターさんへの発注書に近い。

実際に触っていて感じたのは、

「AIに命令する」

というより、

「AIと打ち合わせする」

感覚だった。

これは4ヶ月前の記事を書いた頃にはあまり感じなかった部分だ。

性能そのものも向上しているのだろうが、それ以上に「人間の言葉でやり取りできるようになった」ことが大きい。

GPT-5.5の画像生成を使っていて最も進化を感じたのは、実は画質よりもこちらの方かもしれない。

 

AIとの共同制作感覚

実際に今回の検証を進めていて面白かったのは、画像生成そのものよりも「やり取りの過程」だった。

以前の画像生成AIは、良くも悪くも一発勝負だった。

プロンプトを入力して生成。

気に入らなければ最初からやり直し。

そんな使い方が中心だったように思う。

しかし今回のGPT-5.5では少し感覚が違う。

最初に制服姿の全身像を作り、その後ウェディングドレスへ変更する。

さらに、

  • ベールを追加

  • ブーケを持たせる

  • ドレスのデザインを調整する

  • キャラクターの特徴は維持する

といった修正を少しずつ加えていく。

すると、その度に結果が改善されていく。

もちろん一発で理想通りになる訳ではない。

しかし、

「ここは良かった」

「ここはもう少しこうしてほしい」

と会話を重ねることで、少しずつ完成形に近付いていく。

この感覚は、昔の画像生成AIにはあまり無かったものだ。

むしろイラストレーターさんにラフを見せてもらいながら、

「ここを少し修正してください」

と相談している時に近い。

だから最近の画像生成AIを触っていて思うのは、

「AIに絵を描かせる」

というより、

「AIと一緒に作品を作る」

という表現の方がしっくり来る。

4ヶ月前に画像生成機能を試した時には、正直ここまでの感覚は無かった。

当時は生成された結果を見ること自体が楽しかった。

しかし今は、その結果を見ながら改善していく過程そのものが面白い。

GPT-5.5になって進化したのは画質や再現性だけではなく、この「共同制作感覚」なのかもしれない。

 

完成したウェディングドレス版

そして完成したのがこちらだ。

最初の制服姿と見比べると、同じキャラクターでありながらまるで別のイラストのように見える。

それでも、

  • 髪型

  • 顔立ち

  • 三つ編み

  • 全体の雰囲気

といったキャラクターの特徴はしっかり残っている。

単純に「服を着せ替えた」というだけではなく、

「同じキャラクターがウェディングドレスを着た姿」

として成立しているのが面白いところだ。

今回の検証では、

  • 全身像の補完

  • 衣装変更

  • ベール追加

  • ブーケ追加

といった複数の工程を経ている。

昔の画像生成AIで同じことをやろうと思うと、それなりに知識や試行錯誤が必要だったように思う。

しかし現在のChatGPTでは、人間同士の会話に近い形で指示を重ねることで、ここまで仕上げることができた。

もちろん完璧ではない。

細かい部分を見れば気になる点もあるだろうし、イラストレーターさんが描いた作品と比べれば違いもある。

それでも、

「AIがここまでできるようになったのか」

という驚きは素直にあった。

特に印象的だったのは、最終的な完成度そのものよりも、

「こうしてほしい」

「ここを直してほしい」

というやり取りを繰り返すことで、少しずつ理想に近付いていったことだ。

結果だけを見ると一枚のイラストだが、その裏側には何度もの会話と調整がある。

その過程も含めて、今回の画像生成体験はかなり面白いものだった。

 

まとめ

2月頃に初めてChatGPTの画像生成機能を触った時、正直なところ「面白いおもちゃが増えたな」という印象だった。

文章を書いたり質問に答えたりするだけではなく、イラストまで作れる。そんな驚きはあったものの、まだまだ実験的な機能という感覚も強かった。

しかし今回、GPT-5.5時代の画像生成を改めて触ってみて、その印象は大きく変わった。

もちろん、AIが勝手に理想の作品を作ってくれる訳ではない。

何を残し、何を変え、どこを修正したいのか。

こちらがしっかり伝えなければ思い通りの結果にはならない。

ただ、そのやり取り自体が以前よりずっと自然になっている。

昔は「プロンプトを書く」だったものが、今は「相談しながら作る」に近い。

今回の検証でも、全身像の補完から始まり、衣装変更、細部の調整を経て、最終的には自分でも満足できるウェディングドレス姿に仕上げることができた。

気付けば画像生成AIを使っているというより、AIと一緒に作品を作っている感覚だった。

4ヶ月という短い期間でも、画像生成AIは確実に進化している。

半年後、1年後にはまた全く違う景色が見えているかもしれない。

その時に今回の記事を読み返したら、「2026年の画像生成AIはまだこんな感じだったのか」と思う日が来るのだろう。

とりあえず今言えるのは一つ。

GPT-5.5の画像生成、思っていた以上に面白い。

AIと共同で“詐欺メールを潰すプログラム”を作る Day5 手動学習機能編

前回のDay4では、本文解析機能を実装し、

  • 危険ワードの検出
  • スコア化
  • 危険度判定
  • GUIへの解析結果表示

まで進めることができた。

これでようやく、

「メールを読むツール」

から、

「怪しいメールを判定するツール」

らしくなってきた気がする。

ただ、実際に使ってみると、すぐに新しい問題が出てきた。

それが、

ルールの追加が面倒問題

である。

例えば、

「iCloud系のメールも危険判定にしたい」

と思ったら、プログラムを開いてキーワードを追加し、保存して、再起動する必要がある。

新しい迷惑メールが来るたびにこれを繰り返すのは、さすがに面倒だ。

迷惑メールの手口はどんどん変わる。

こちらも、その都度柔軟に対応できないと意味がない。

そこで今回は、

GUIから危険ワードを登録できるようにしてみた。

さらに、登録した内容を rules.json として保存し、次回起動時にも引き継げるようにしている。

つまり今回から、このツールは少しずつ、

「プログラムを書き換えて使うもの」

から、

「使いながら自分用に育てていくもの」

へ進化し始める。

正直、この辺りから急に“自分専用ツールを作っている感”が出てきて、開発がかなり楽しくなってきた。

 

固定ルール方式の限界

Day4の時点では、危険ワードやサービス名をプログラム内に直接書いていた。

例えば、

 
DANGER_KEYWORDS = [
"重要",
"お支払いを完了してください",
"支払い方法を更新",
"本人確認",
"利用制限",
]
 

というような形だ。

最初の実験としては、これで十分だった。

とりあえず動かす。
とりあえず検出する。
とりあえずスコアを出す。

その段階では、コードに直接書いてしまう方が早い。

ただ、使い始めるとすぐに分かった。

これは運用が面倒だ。

例えば、新しく、

 
iCloud
iCloud+
Apple ID
 

を強めに判定したいと思った時、毎回コードを書き換える必要がある。

さらに今後、

  • 新しい詐欺メールの文言
  • 新しい偽装サービス名
  • 差出人に含まれる怪しい単語
  • 件名に含まれる焦らせワード

を追加していくことを考えると、コード直書きはかなり不便だ。

このツールは、迷惑メールのパターンに合わせて少しずつ育てていく必要がある。

それなら、危険ワードはプログラム内に固定するのではなく、外部ファイルに保存した方がいい。

ということで今回は、手動登録したルールを rules.json に保存する方式へ進めることにした。

 

GUIから危険ワードを登録できるようにした

今回追加したのは、GUI上から危険ワードを登録する機能だ。

登録できる種類は、

  • 差出人
  • 件名
  • 本文

の3つに分けた。

例えば、

 
差出人:icloud
件名:【重要】
本文:お支払いを完了してください
 

というように、どこに含まれていたら怪しいと判断するかを分けて登録できる。

これは地味に大事だと思う。

同じ単語でも、差出人に含まれている場合と、本文に含まれている場合では怪しさが違う。

例えば icloud という単語が本文に少し出てくるだけならまだしも、差出人や件名に出てくるなら警戒度は高くていい。

なので今回は、

  • 差出人に一致したら高めに加点
  • 件名に一致したら中程度に加点
  • 本文に一致したら少し加点

という方向で考えている。

GUIには、登録種別を選ぶ欄とキーワード入力欄を用意した。

キーワードを入力して追加ボタンを押すだけで、ルールとして登録される。

これで、新しい迷惑メールを見つけた時に、

「この単語、次から拾いたいな」

と思ったら、その場で登録できるようになった。

コードを書き換えなくていい。

これだけでも、かなり運用しやすくなったと思う。

 

rules.jsonで登録内容を保存する

手動登録機能を入れるなら、登録した内容を次回起動時にも使えるようにする必要がある。

毎回アプリを起動するたびに、

 
【重要】
本人確認
iCloud
楽天カード
 

を登録し直すのはさすがに面倒だ。

そこで今回は、登録したルールを rules.json というファイルに保存するようにした。

仕組みとしてはシンプルで、

  • 起動時に rules.json を読み込む
  • ファイルがなければ初期設定で作成する
  • GUIからルールを追加したら保存する
  • ルールを削除した時も保存する

という流れだ。

JSON形式にしておけば、中身も確認しやすい。

例えば、

 
{
"sender_keywords": [
"icloud"
],
"subject_keywords": [
"重要",
"本人確認"
],
"body_keywords": [
"お支払いを完了してください"
]
}
 

こんな感じで保存される。

これなら、バックアップも簡単だし、別のPCへ移す時も rules.json をコピーすればいい。

少しずつ登録したルールが残っていくので、

“使うほど育つ迷惑メールフィルタ”

に近づいてきた感じがある。

 

初期ルールも最初から登録することにした

さらに今回、最初からある程度のルールを登録しておくことにした。

何も登録されていない状態から始めると、

  • Amazon
  • 楽天カード
  • Apple ID
  • iCloud
  • 【重要】
  • 本人確認

などを毎回手作業で登録する必要がある。

もちろん、一度だけの作業ではある。

ただ、初回起動直後に何も判定できないのは少し寂しい。

そこで今回は、rules.json が存在しない場合に限り、初期ルールを自動生成するようにした。

例えば、

 
【重要】
本人確認
利用制限
アカウント停止
異常ログイン
お支払いを完了してください
楽天カード
Amazon
Apple ID
iCloud
 

この辺りは最初から入れておく。

もちろん、これが正解という訳ではない。

人によって、

  • Amazonを使っている
  • 楽天カードを使っている
  • iCloudを使っている

など、環境は全く違う。

なので最終的には、自分の使い方に合わせて調整していく必要がある。

ただ、何もないところから始めるよりは、

「とりあえず動く」

状態からスタートできた方が、かなり取っ付きやすいと思う。

そして必要に応じて、

「このワードは不要だから削除しよう」

「このサービスは使っていないから強めに判定しよう」

と育てていけばいい。

この辺りから、プログラムというより、

自分専用の迷惑メールフィルタを育成している

感覚が強くなってきた。

 

実際に使ってみた感想

実際に動かしてみると、手動登録機能はかなり便利だった。

これまでは、

「このワードも拾いたいな」

と思ったら、プログラムを開いてリストに追加する必要があった。

しかし今回からは、GUI上でキーワードを入力して追加するだけでいい。

この差はかなり大きい。

例えば、iCloud系の迷惑メールが「注意」判定止まりだった場合でも、

 
差出人:icloud
件名:icloud
本文:icloud
 

のように登録すれば、次回からより強めに判定できる。

しかも登録内容は rules.json に保存されるので、アプリを閉じても消えない。

一度登録すれば、次回以降もそのルールが反映される。

迷惑メールは、同じような文言や同じような偽装サービス名で何度も届くことが多い。

つまり、一度登録したルールは後から効いてくる。

この辺りが、手動登録式の強みだと思う。

最初の登録作業は少し面倒かもしれない。

ただ、一度育て始めると、

「またこのパターンか」

というメールを拾いやすくなる。

自分用ツールとしては、かなり実用的な方向に進んできた気がする。

 

今後の課題と次回やりたいこと

Day5では、GUIから危険ワードを登録できるようになり、登録内容を rules.json に保存するところまで実装できた。

ここまで来ると、かなり「使えるツール」らしくなってきたと思う。

ただ、まだ改善したい部分もある。

例えば、今は危険ワードを手動で追加しているが、

「このメールを迷惑メールとして登録」

みたいなボタンがあっても面白そうだ。

ボタンを押したら、

  • 差出人
  • 件名
  • 本文

から特徴的な単語を抽出し、登録候補として表示する。

そこから必要なものだけ選んで追加する。

そんな機能があれば、さらに楽になりそうだ。

また、現在のルールは「危険ワードを追加する」方向だけだ。

逆に、

 
Amazonは使っている
PayPayは使っている
この差出人は安全
 

のようなホワイトリスト機能も、そのうち必要になるかもしれない。

そして最終的には、

  • 自動で迷惑メールフォルダへ移動する
  • 一定スコア以上は削除候補にする

なんて機能も考えられる。

……とはいえ、そこはまだ先の話。

いきなり自動削除を入れると、誤判定した時が怖い。

まずは、

「しっかり判定できること」

を目標に、少しずつ精度を上げていきたい。

次回は、この手動登録機能をさらに使いやすくするか、それともホワイトリスト機能へ進むか。

少し考えながら、またのんびり育てていこうと思う。

 

Day5時点のまとめ

Day5では、

  • GUIから危険ワードを登録
  • rules.json に保存
  • 次回起動時に自動読み込み
  • 自分専用のルールを少しずつ育てる

ところまで実装できた。

最初は、

「Yahooメールへ接続できるかな?」

くらいの軽い気持ちで始めたこのツールだが、気付けばそれなりに“迷惑メール解析ツール”っぽくなってきた。

特に今回実装した手動登録機能は、自分でもかなり気に入っている。

最初の登録作業は少し面倒だ。

ただ、一度ルールを作ってしまえば、その後の運用はかなり楽になる。

新しい迷惑メールが来ても、

「あ、この単語を追加しておこう」

くらいの感覚で育てていける。

何より、

自分の環境に合わせて最適化できる

というのが面白い。

Gmailのような巨大な迷惑メールフィルタではなく、

「自分だけのルールで動くフィルタ」

を作っている感覚があって、なかなか楽しい。

まだまだ完成には遠い。

でも、

  • メール受信
  • GUI化
  • 本文取得
  • 本文解析
  • 危険度判定
  • 手動学習

と、一歩ずつ積み上げてきた。

次回は、ホワイトリスト機能を追加するか、手動学習をさらに便利にするか。

少し考えながら、またのんびり育てていこうと思う。


そして何より、このシリーズ。

最初は「Yahooメールの迷惑メールが多すぎるから何とかしたい」という、ほぼ八つ当たりみたいな理由で始まったのだが、意外と面白い開発記録になってきた。

詐欺メールとの戦いは、まだ続く。

自転車屋の生態その14 その部品、取り寄せになります

自転車屋をやっていると、たまにこう聞かれる。

「今日中に直りますか?」

もちろん、直せるものも多い。

パンク修理やブレーキ調整なら、その日のうちに終わることも珍しくない。

ただ、時々こう答えることがある。

「その部品、取り寄せになります。」

自転車屋に全部の部品があるわけではない

自転車屋だからといって、すべての部品を在庫しているわけではない。

タイヤだけでもサイズはたくさんあるし、ブレーキや変速部品まで含めると種類はかなり多い。

店の広さにも限界がある。

だから、よく使う部品は在庫していても、すべてを揃えるのは現実的ではない。

よく出る部品は在庫している

もちろん、何も置いていないわけではない。

チューブやタイヤ、ブレーキシューなど、交換頻度の高い部品はある程度在庫している。

だから、一般的な修理ならその場で対応できることも多い。

ただ、それでも全部ではない。

珍しい部品は取り寄せになる

少し特殊なサイズのタイヤ。

古い自転車の部品。

メーカー独自の部品。

こういうものになると、取り寄せになることが多い。

特に年式が古い自転車だと、部品探しから始まることもある。

メーカーにも在庫がないことがある

さらに困るのが、メーカー側も欠品しているケースだ。

「取り寄せますね」

と言ったはいいものの、

調べてみたら欠品中。

場合によっては、すでに廃番。

こうなると、こちらも頭を抱える。

代替品を探したり、他の方法を考えたり。

修理というより、部品探しになっていることもある。

部品待ちで修理が延びることもある

修理自体はすぐ終わる内容でも、部品がなければ始められない。

だから、部品待ちで数日預かることもある。

場合によっては、一週間以上かかることもある。

これは技術の問題ではなく、単純に部品が届かないからだ。

自転車屋の生態としての結論

修理というのは、技術だけでどうにかなるものではない。

部品があって、初めて直せる。

だから自転車屋としては、

「その部品、取り寄せになります」

という言葉を、意外とよく使っている。

まとめ

自転車屋にはたくさんの部品がある。

でも、すべての部品が揃っているわけではない。

特殊な部品や古い自転車の部品は、どうしても取り寄せになることがある。

そして、時にはメーカーにも部品がない。

自転車を直すというのは、意外と「部品との戦い」でもあるのかもしれない。

ミニ四駆をやっている人なら分かるあるある10選

ミニ四駆って、面白い趣味だと思う。


速さを追求したり、

セッティングを考えたり、

コースに合わせて改造したり。


一見すると、

かなり真面目なホビーに見える。


でも、その一方で、

ミニ四駆をやっている人なら思わず

「あるある……」

と言ってしまうような出来事も多い。


例えば、

「今日はローラーだけ買うつもりだったのに、なぜかGUPが増えている。」

とか。


「さっきまで机の上にあった520ベアリングが消えた。」

とか。


「これで完成!」

と言った翌週に、

また別のパーツを注文している。


思い返してみると、

ミニ四駆って速さを競うホビーでありながら、

妙に人間くさい部分も多い。


そして不思議なことに、

こういう体験はだいたいみんな同じだったりする。


今回はそんな、

ミニ四駆をやっている人なら分かる"あるある"

をまとめてみようと思う。


きっと一つくらいは、

「それ、私もやったことある……」

というものがあるはずだ。

 

1. 「今日はこれだけ買う」が信用できない

模型店へ行く前。


今日はこれだけ。

本当にこれだけ。


例えば、

  • ローラー1セット

  • ライトダッシュモーター

  • FRPステー1枚

そのくらいの予定だった。


なのに、

気付いたらカゴの中には、

  • マスダンパー

  • ローフリクションタイヤ

  • 520ベアリング

  • 予備のビス

なんかが増えている。


そしてレジの前で思う。


「……なんで増えた?」


しかも厄介なのが、

1個1個は数百円なこと。


だから、

「まぁいいか。」

が発動する。


これが危ない。


さらに、

限定品なんか見つけてしまった日には最悪だ。


「次いつ買えるか分からないし……」

「とりあえず1個……いや、予備で2個……」


気付けば当初の予定なんて消えている。


そして帰宅後、

レシートを見て少しだけ反省する。


でも、

次に模型店へ行った時にはまた同じことをやる。


ミニ四駆をやっている人なら、

一度くらいは経験があるんじゃないだろうか。


「今日はこれだけ買う。」


この言葉、

ミニ四駆界隈ではあまり信用できない気がする。

 

2. ビスが飛んで消える

ミニ四駆をやっていると、

なぜか定期的に起こる事件がある。


ビスが消える。


しかも、

普通に無くなるんじゃない。


確かに今、

手に持っていた。


机の上に置いた。


そして次の瞬間、

無い。


どこを見ても無い。


床を探す。


椅子の下を見る。


服の上を見る。


それでも無い。


まるで異世界に転移したかのように、

跡形もなく消えている。


しかも厄介なのが、

長いビスほどよく飛ぶ。


2mmキャップスクリューなんて、

ピンッと飛んだ瞬間に終わりだ。


さらに、

ようやく諦めて新しいビスを出した頃に、

机の隅からひょっこり出てくる。


「あ、お前そこにいたのか……」


ミニ四駆あるあるである。


そして人は学習する。


「予備は多めに買っておこう。」


結果として、

なぜかビスだけ大量にストックされていく。


でも、

次のビスもまた消える。


なぜなのか。


これはたぶん、

ミニ四駆界最大の謎の一つだと思う。

 

3. 520ベアリングが行方不明になる

ビスが消える。

これはまだ分かる。

転がるし、小さいし、飛んでいく。


でも、

本当に厄介なのはこっちだ。


520ベアリング。


あれは危険。


とにかく小さい。


しかも、

黒い机の上でも、

白い机の上でも、

なぜか見失う。


「さっきここに置いたよな?」


確かに置いた。


でも無い。


どこを探しても無い。


そして数分後、

机の端っこや工具箱の隙間から発見される。


あるいは、

本当に見つからない。


だからミニ四駆をやっている人の家には、

たぶん予備の520ベアリングがある。


いや、

予備というより、

"消える前提の在庫"

と言った方が正しいかもしれない。


しかも、

いざ必要になった時に限って見つからない。


「確か3袋くらい買ったはずなんだけど……」


そして模型店へ行く。


また買う。


帰宅後、

前に買った未開封の520ベアリングが出てくる。


ここまでがセット。


ミニ四駆をやっていると、

なぜか520ベアリングだけは増えていく。


そして、

それでも足りない気がする。


不思議なパーツである。

 

4. 「これで完成!」の翌週に改造している

ミニ四駆をやっていると、

たまにこういう瞬間がある。


「よし、完成!」


  • ローラーも付けた。

  • タイヤも決まった。

  • セッティングも満足。


完璧。

これ以上触るところはない。


……はずだった。


でも数日後。


YouTubeを見る。


SNSを見る。


模型店へ行く。


すると、

急に思い始める。


「このローラー、変えてみようかな……」

「やっぱりギア比を変えた方が……」

「ここにマスダンを追加したら面白そう……」


そして気付く。


またバラしている。


さっき完成したはずなのに。


しかも厄介なのが、

改造している時間がめちゃくちゃ楽しいこと。


だから、

完成したという事実そのものが、

あまり意味を持たない。


ミニ四駆には、

ゲームのエンディングみたいな

「これで終わり」

が存在しない。


あるのは、

「今はここで一区切り」

だけ。


そして、

次のアイデアが浮かんだ瞬間に、

また工具箱を開いている。


だからミニ四駆って、

完成品を作る趣味というより、

ずっと未完成を楽しむ趣味

なのかもしれない。


「これで完成!」


この言葉。


ミニ四駆界隈では、

あまり信用してはいけない気がする。

 

5. とりあえずカーボンが欲しくなる

ミニ四駆を始めたばかりの頃。


FRPで十分だった。


いや、むしろFRPでも十分速い。


でも、ある時から気になり始める。


カーボン。


模型店の棚に並んでいる、

あの黒いパーツ。


なんだか強そう。


なんだか速そう。


なんだか上級者っぽい。


そして、

理由はよく分からないけど欲しくなる。


もちろん、

カーボンにはちゃんとメリットがある。


  • 剛性が高い

  • 軽い

  • 見た目が格好いい


だから人気があるのも分かる。


でも、

正直に言うと、

最初の1枚って

「必要だから」より「なんか欲しいから」

で買う人も多い気がする。


そして1枚買う。


すると今度は、

フロントだけだと寂しく感じる。


リアも欲しくなる。


さらに限定品なんか見つけてしまう。


「ジャパンカップ限定か……。」

「予備で買っておこうかな……。」


そして、

気付いたらカーボンが増えている。


ミニ四駆をやっている人なら、

一度は経験があるんじゃないだろうか。


とりあえずカーボンが欲しくなる時期。


これはたぶん、

ミニ四駆を通る上で避けられないイベントなんだと思う。

 

6. 限定品を見ると確保したくなる

ミニ四駆をやっていると、

ある言葉にとても弱くなる。


「限定」


この二文字は危険だ。


例えば、

  • ジャパンカップ限定

  • イベント限定

  • 特別企画商品

  • 限定カラー


この辺りを見ると、

急にソワソワし始める。


「今買わないと次はいつだろう……。」


「再販あるのかな……。」


「とりあえず1個確保しておくか。」


そして、

気付けばレジに並んでいる。


さらに厄介なのが、

本当に再販されないことがある。


だから、

「とりあえず確保」は、

ある意味で正解でもある。


でも、

その結果として、

  • 未組み立ての限定キット

  • 使う予定のない限定パーツ

  • 予備の予備

なんかが増えていく。


いわゆる、

積みキット・積みGUP問題。


もちろん、

持っているだけで満足することもある。


箱を眺めて、

「いつか作ろう。」

と思う。


そして数ヶ月後、

まだ箱のままだったりする。


でも、

それもまたミニ四駆の楽しみ方の一つなのかもしれない。


なぜなら、

限定品って、

性能だけじゃない。


"手に入れた"という満足感

も含めて楽しむものだから。


だから模型店で限定品を見つけると、

つい確保したくなる。


そして帰宅後、

少しだけ思う。


「……これ、いつ組むんだろう。」


ミニ四駆あるあるである。

 

7. 実際に走らせている時間より、考えている時間の方が長い

これ、意外と共感してくれる人が多い気がする。


ミニ四駆って、

「走らせるホビー」ではある。


でも実際には、

走らせている時間よりも、

考えている時間の方が長い。


  • 次はどのローラーにしよう。

  • ギア比はどうしよう。

  • このタイヤの組み合わせ面白そう。

  • アンカーを試してみたい。


そんなことを考えている時間が、

妙に楽しい。


しかも厄介なのが、

コースが手元になくても楽しめてしまうこと。


模型店でパーツを眺めたり、

YouTubeでレース動画を見たり、

SNSでセッティングを調べたり。


それだけで、

頭の中ではもう次のマシンが組み上がっている。


実際、

私も最近は、

MEシャーシを組んだり、

MSフレキを眺めたりしている時間の方が長い。


走らせる場所が近くになくても、

なぜか楽しい。


たぶんミニ四駆って、

「走る前」が一番楽しい趣味なのかもしれない。


仮説を立てて、

「これで速くなるんじゃないか」

と考える。


そして、

その答え合わせをするためにコースへ行く。


だから、

走らせる時間はゴールじゃない。


むしろ、

考える時間の延長線上にあるイベントみたいなものだ。


ミニ四駆をやっていると、

いつの間にか、

走らせる趣味というより、考える趣味になっている。


これもまた、

ミニ四駆あるあるなんじゃないだろうか。

 

8. YouTubeを見ると急にパーツが欲しくなる

これは本当に危険。


何気なくYouTubeを開く。


「ちょっとレース動画でも見ようかな。」


そのくらいの軽い気持ちだった。


でも気付く。


「そのローラー、良さそうだな……。」


「このギミック面白いな……。」


「そのタイヤ、試してみたい……。」


そして数分後には、

模型店の営業時間を調べている。


あるいは、

通販サイトのカートにパーツが入っている。


完全に罠である。


しかも動画って、

実際に走っているところが見える。


だから、

「自分のマシンでもやってみたい。」

と思ってしまう。


これが危ない。


さらに、

セッティング解説動画なんか見始めると止まらない。


  • 一軸アンカー

  • ATスラダン

  • 提灯

  • MSフレキ


最初は興味本位だったはずなのに、

いつの間にか真剣に見ている。


そして最後には、


「……よし、今度試してみよう。」


となる。


ミニ四駆って、

パーツを買う理由が本当にたくさんある。


そしてYouTubeは、

その理由を次々と増やしてくる。


昔は、

雑誌や友達から情報を得ていた。


今は、

スマホ一台で全国のセッティングが見られる。


便利な時代になった。


でもその代わり、

物欲との戦いは昔より激しくなった気がする。


ミニ四駆をやっていると、

YouTubeは最高の教材であり、

同時に最強の誘惑でもあるんだと思う。

 

9. 自分のセッティング理論を語り始める

ミニ四駆を始めた頃は、

とりあえず真似をする。


  • このローラーが良いらしい。

  • このモーターが速いらしい。

  • このギミックが強いらしい。


まずは情報を集める。


でもしばらくすると、

少しずつ変わってくる。


「自分ならこうするかな。」


この考えが出始める。


例えば、

  • ギア比は3.7:1派。

  • フロントはローフリクション派。

  • リアはスーパーハード派。

  • ローラーは13mmが好き。


こんな感じで、

少しずつ自分の好みができてくる。


そして気付く。


めちゃくちゃ語るようになる。


模型店でも。


SNSでも。


友達との会話でも。


「いや、このセッティングには理由があって……」


と話し始める。


もちろん、

人によって正解は違う。


でも、

それが面白い。


同じコースでも、

人によって考え方が全然違う。


だから、

他の人のマシンを見るのも楽しい。


「なるほど、その考え方か。」


「自分ならこうするかな。」


そんなことを考え始める。


そして気付けば、

ミニ四駆を走らせている時間より、

セッティングについて語っている時間の方が長かったりする。


ミニ四駆って、

速さを競うホビーなんだけど、

同時に

"自分の理論を作るホビー"

でもある気がする。


だからみんな、

少しずつミニ四駆博士になっていく。


これもまた、

ミニ四駆あるあるなんじゃないだろうか。

 

10. 結局また模型店へ行く

そして、全てのあるあるはここに繋がる。


  • ビスが消えた。

  • 520ベアリングが足りない。

  • YouTubeを見て新しいパーツが欲しくなった。

  • 限定品が気になる。

  • 新しいセッティングを試したい。


その結果、


「ちょっと模型店行ってくるか。」


となる。


もちろん最初は、

本当に"ちょっと"のつもりだ。


ビスだけ。

ローラーだけ。

足りないパーツを1個だけ。


でも、

それで終わった試しがない。


パーツ棚を眺めているうちに、

「あ、このGUP面白そう。」

「そういえばこれも欲しかった。」

「限定品まだ残ってるじゃん。」


気付けば、

またレジへ向かっている。


そして帰宅後、

袋の中身を机に並べて少し満足する。


でもその数日後。


YouTubeを見る。


新しいセッティングを知る。


またパーツが欲しくなる。


そして、


「ちょっと模型店行ってくるか。」


1に戻る。


たぶん、

ミニ四駆ってこういう趣味なんだと思う。


速さを追求する。

改造を楽しむ。

レースを楽しむ。


もちろんそれもある。


でも同時に、

  • パーツを眺める。

  • 次を考える。

  • 少しずつ集める。


そんな時間も全部含めて楽しい。


だから気付けば、

また模型店へ行っている。


これが、

ミニ四駆という沼の入り口であり、

終わらないループなのかもしれない。

 

結論:みんな違うマシンを作っているのに、なぜか同じことをしている

今回、ミニ四駆のあるあるを挙げてみた。


  • 「今日はこれだけ買う」が信用できない。

  • ビスや520ベアリングが消える。

  • 「これで完成!」と言いながらまた改造する。

  • YouTubeを見て急にパーツが欲しくなる。

  • 気付けばまた模型店へ行っている。


こうして並べてみると、

なかなか面白い。


使っているシャーシは違う。


  • MAシャーシの人もいる。

  • FM-Aの人もいる。

  • VZの人もいる。

  • MEシャーシの人もいる。

  • MSフレキの人もいる。


セッティングも全然違う。


でも、

なぜか経験することは似ている。


パーツが消えるし、

物欲と戦うし、

完成したはずなのにまた改造している。


そして、

次のセッティングを考えてワクワクしている。


たぶんミニ四駆って、

速さを競うホビーでありながら、

こういう共通体験も含めて楽しい趣味なんだと思う。


だから模型店で同じパーツを眺めている人を見ると、

なんとなく親近感が湧く。


「ああ、この人もたぶんGUPを増やしてるんだろうな。」


「この人もきっとビスを飛ばしたことがあるんだろうな。」


そんなことを思ってしまう。


ミニ四駆って、

一人で遊ぶこともできる。

でも、

みんなで同じ"あるある"を共有できる趣味でもある。


だから30年以上経っても、

今もなお続いているのかもしれない。


……さて。

この記事を書いていたら、

なんだか模型店へ行きたくなってきた。


もちろん、

今日は本当にこれだけ。

たぶん。

イベント前の地味な緊張感

まだ始まってないのに落ち着かない

7月6日から始まる「大いなる軌跡」。

まだイベントは始まっていない。

だから本来なら何も起きていないはずなんだけど、なぜか少し落ち着かない。

理由はたぶん、

きんのおうかん

の存在だと思う。

今回のGOパスを進めれば入手できるらしい。

もし本当に手に入るなら、個体値が微妙なムゲンダイナを強化するチャンスになる。

そう考えると結構大きい。

問題はGOパスを完走できるか

欲しいのは間違いなくきんのおうかん。

でも問題はその前にある。

GOパスを完走できるのか。

これが少し不安だ。

普段からポケモンGOは遊んでいる。

イベントにも参加している。

でも、いざ「クリアしなきゃ」と思うと少し緊張する。

始まってみれば案外どうにかなる気もする。

ただ、始まる前はいつもこんな感じだ。

メガサーナイトという誘惑

さらに今回は7月8日にメガサーナイトのレイドもある。

個人的にはこちらも結構楽しみ。

サーナイトは昔から好きなポケモンだし、ポケモンGOでも思い入れがある。

しかもイベント期間中なので、

GOパスを進めるチャンス

にもなる。

問題はただ一つ。

人数、集まるかな……

メガサーナイト自体は人気ポケモンだと思う。

だから大丈夫だとは思う。

思うんだけど、

レイドイベント前になると毎回少しだけ不安になる。

人数集まるかな。

秋葉原まで行く予定ではある。

それでも実際に始まるまでは分からない。

人数が集まればレイドも回せるし、GOパスも進む。

だから今回はサーナイトのためにも、GOパスのためにも、人が集まってくれることを祈るばかりだ。

イベント前が一番落ち着かない

イベントが始まってしまえば意外と何とかなる。

いつもそうだ。

でも始まる前は違う。

きんのおうかん。

ムゲンダイナ。

GOパス。

メガサーナイト。

考えれば考えるほど気になってくる。

たぶん今は、

イベント前の地味な緊張感

を楽しんでいるんだと思う。

まずは7月6日。

そして7月8日のメガサーナイト。

無事にGOパスを進めながら楽しめればいいなと思う。

電動アシスト自転車に慣れると、普通の自転車には戻れないかもしれない

電動アシスト自転車って実際どうなの?

自転車屋で働いていると、電動アシスト自転車に乗る機会がちょこちょこある。

修理や点検で試乗したり、お客さんの自転車を移動させたり。普段は普通の自転車に乗っている自分でも、電動アシスト自転車に乗ることは珍しくない。

そこで毎回思うことがある。

「これ、めちゃくちゃ楽だな……」

ということだ。

正直な話、自分も最初は

「まぁ、ちょっと楽になるくらいでしょ?」

くらいに思っていた。

でも実際に乗ってみると、その印象はかなり変わった。

漕ぎ出しは軽いし、坂道もスイスイ登っていく。荷物を積んでいても、それほど苦にならない。

特に普段から自転車を使っている人ほど、その違いは実感しやすいと思う。


だからこそ、電動アシスト自転車がここまで普及した理由もよく分かる。

  • 子どもの送り迎えをする人
  • 通勤や通学で使う人
  • 坂道の多い地域に住んでいる人
  • 体力に不安が出てきた人

こういった人たちにとっては、「便利な自転車」ではなく、

👉 生活を支えてくれる移動手段

と言ってもいいくらいだ。


もちろん、後で触れるようにデメリットもある。

車体価格は高いし、バッテリーのことも考えなければならない。

それでも、自転車屋として色々な自転車を触ってきた立場から言うと、

「なんでこんなに売れるのか、乗れば分かる。」

これが正直な感想だ。


そして、もうひとつ思うことがある。

一度この快適さに慣れると、普通の自転車には戻れなくなる人がいるのも納得できる。

次は、実際にどんな場面で「もう普通の自転車には戻れない」と感じるのかについて、自転車屋目線で話してみよう。

 

一度慣れると普通の自転車には戻れない

電動アシスト自転車の一番の魅力は何かと聞かれたら、

個人的には、

👉 「漕ぎ出しの楽さ」

だと思う。

信号待ちからの発進。

荷物を積んだ状態でのスタート。

子どもを乗せた状態での発進。

普通の自転車だと「よいしょ」と踏み込む場面でも、電動アシスト自転車ならスッと前に出てくれる。

この差は想像以上に大きい。


そして、やっぱり強いのが坂道だ。

普段なら、

「うわ、この坂か……」

と気合いを入れるような場所でも、

電動アシスト自転車だと、

「あれ?もう終わり?」

くらいの感覚で登れてしまう。

もちろん全く力を使わないわけではない。

でも、必要な力をグッと減らしてくれる。

だから坂の多い地域では、本当にありがたい存在だと思う。


さらに、向かい風にも強い。

自転車に乗る人なら分かると思うけど、坂道より嫌なのが向かい風だったりする。

頑張って漕いでも進まない。

特に買い物帰りや仕事帰りなんかだと、結構しんどい。

でも電動アシスト自転車なら、その負担もかなり軽減される。


仕事柄、普通の自転車も電動アシスト自転車も両方乗ることがあるけど、

正直、

「これ、毎日使ってたら普通の自転車には戻れない人がいるのも分かるな……」

と思うことは多い。

特に、

  • 子どもの送り迎えをしている人
  • 毎日通勤で使う人
  • 坂道が多い地域の人
  • 年齢とともに体力の衰えを感じ始めた人

このあたりの人には、電動アシスト自転車の恩恵はかなり大きいと思う。


もちろん、万能というわけではない。

便利だからこそ、

👉 価格が高い

👉 バッテリー管理が必要

👉 車体も重い

といったデメリットもある。

だから、「とりあえず電動アシストを買えば正解」というわけではない。

ただ、

一度この快適さを知ってしまうと、普通の自転車に戻れなくなる。

これは決して大げさな話ではないと思っている。

 

電動アシスト自転車にもデメリットはある

ここまで読むと、

「電動アシスト自転車って最高じゃん!」

と思うかもしれない。

実際、自転車屋としてもかなり便利だと思っている。

ただ、もちろんデメリットもある。


まずは価格

一番分かりやすいのが、本体価格だ。

一般的なママチャリなら3万円前後から買えることもあるけど、電動アシスト自転車になると、

  • 10万円台
  • 15万円前後
  • 子ども乗せモデルなら20万円近く

ということも珍しくない。

初めて値札を見た人は、

「自転車ってこんなに高いの!?」

と驚くことも多い。


バッテリーにも寿命がある

そして忘れちゃいけないのがバッテリーだ。

スマホのバッテリーと同じように、充電池には寿命がある。

使い方にもよるけど、数年使っていると徐々に持ちが悪くなってくる。

その時はバッテリー交換が必要になることもある。

もちろん交換できるのはメリットでもあるんだけど、

「バッテリーも消耗品なんだな」

というのは頭に入れておいた方がいい。


車体はやっぱり重い

電動アシスト自転車はモーターとバッテリーを積んでいる。

その分、普通の自転車と比べるとかなり重い。

駐輪場で持ち上げたり、

  • 階段で運ぶ
  • 車に積み込む
  • 狭い場所で取り回す

こういう場面では、

「重っ!」

となることもある。

アシスト中は気にならなくても、押し歩きになると重量を実感しやすい。


修理代も少し高め

当然だけど、部品点数が増える分、修理代も普通の自転車より高くなる傾向がある。

モーターや電装系そのものが壊れることはそこまで多くない印象だけど、

  • 専用品が多い
  • 部品代が高い
  • 作業も特殊になる

といった理由で、一般的なママチャリより費用が掛かることもある。


だから個人的には、

「楽なのは間違いない。でも万能ではない。」

と思っている。

価格も高いし、維持費もゼロではない。

ただ、それを差し引いても、

「この快適さなら納得できる」

と思わせる魅力があるのも事実だ。

だからこそ、もし購入を考えているなら、

👉 安さだけで飛びつくのではなく、

👉 自分の使い方に合っているかを考えることが大切だと思う。

 

買うなら正規代理店をおすすめする理由

ここは自転車屋として、結構強く伝えたい部分だ。

もし電動アシスト自転車を買うなら、

👉 できれば正規代理店や街の自転車屋で買ってほしい。

これが正直なところ。


最近は、

  • Amazon
  • 楽天市場
  • ネット通販

などで、かなり安い電動アシスト自転車を見かけることも増えた。

価格だけを見ると、

「こっちの方が安いじゃん!」

となる気持ちも分かる。

実際、数万円単位で安いこともある。


ただ、自転車屋の立場からすると、

「本当にそれ、日本の基準を満たしてる?」

という不安もある。

もちろん、ネット通販が全部ダメというわけではない。

国内メーカーの正規販売品を取り扱っているショップもある。

でも、中には詳細がよく分からない海外製品や、基準への適合状況が曖昧な製品も存在する。


電動アシスト自転車は、日本では法律によって基準が決められている。

例えば、

  • 時速24kmを超えるとアシストしない
  • 一定のアシスト比率を守る
  • 人力を補助する構造になっている

といった条件を満たして、初めて「電動アシスト自転車」として扱われる。

これらを満たさない場合、

👉 原付などの車両として扱われる可能性がある。

その場合は、

  • 運転免許
  • ナンバープレート
  • 保安部品
  • 自賠責保険

などが必要になってくる。

「自転車だと思って買ったのに、実はそうじゃなかった」というのは、かなり面倒な話だ。


それに、購入後のこともある。

正規代理店や自転車屋で購入すれば、

  • 防犯登録
  • 初期点検
  • 修理相談
  • 部品の取り寄せ
  • アフターサポート

などを受けられることが多い。

何かあった時に、

「買ったお店に相談できる」

という安心感は意外と大きい。


もちろん、ネット通販そのものを否定するつもりはない。

ただ、

便利で高価な乗り物だからこそ、買う場所も含めて慎重に選んでほしい。

というのが、自転車屋としての本音だ。

「安かったから」という理由だけで飛びつくよりも、

👉 安心して長く乗れる一台を選ぶ。

電動アシスト自転車は、そのくらいじっくり選ぶ価値のある乗り物だと思う。

 

法律上の注意点も知っておきたい

電動アシスト自転車を選ぶ上で、意外と知られていないのが法律の話だ。

正直、自転車屋としてはここも結構大事だと思っている。


まず、日本で「電動アシスト自転車」として公道を走るためには、法律で定められた基準を満たしている必要がある。

その中でも有名なのが、

👉 時速24km/hを超えるとアシストが停止すること。

というルールだ。


たまに、

「海外製の方が速いらしい」

「もっとアシストしてくれるモデルがあるらしい」

なんて話を聞くこともある。

でも、日本では24km/hを超えてもアシストし続けるような車両は、一般的な電動アシスト自転車としては扱われない。


さらに、アシストの強さにも基準がある。

簡単に言えば、

  • 発進時は強めに補助する
  • 速度が上がるにつれて補助を弱める
  • 最終的には24km/hでアシストを終了する

という仕組みになっている。

だから、日本の電動アシスト自転車は、

「どこまでも勝手に進む乗り物」

ではなく、

👉 あくまでも人が漕ぐ力を補助する乗り物

なんだ。


もし、この基準を満たしていない車両だった場合はどうなるのか。

その場合は、

👉 原付バイクなどの扱いになる可能性がある。

つまり、

  • 運転免許証
  • ナンバープレート
  • 保安部品(ライト・ミラーなど)
  • 自賠責保険
  • ヘルメット着用義務

といったものが必要になってくる。


だから、

「電動アシスト自転車だと思って買ったのに、実は違いました」

では済まされないこともある。

特に最近はネット通販で様々な製品が簡単に買える時代だからこそ、

👉 日本の基準に適合した製品なのか。

ここはしっかり確認してほしい。


便利だからこそ、ルールの範囲内で安心して使う。

これが、電動アシスト自転車と長く付き合っていくために大切なことだと思う。

 

だからこそ自転車屋で買った方が安心

ここまで読むと、

「じゃあ結局、どこで買えばいいの?」

という話になると思う。

個人的には、

👉 電動アシスト自転車は自転車屋や正規代理店で買うのがおすすめ。

これが結論だ。


もちろん、今の時代はネット通販でも何でも買える。

価格だけを見れば、

「こっちの方が安いじゃん」

と思うこともある。

実際、数万円単位で差が出ることも珍しくない。

でも、電動アシスト自転車って、

👉 買って終わりじゃない。

ここが普通の家電とは少し違うところだ。


例えば、自転車屋で購入すれば、

  • 防犯登録
  • 初期点検
  • 空気圧のチェック
  • 修理相談
  • 部品の取り寄せ
  • バッテリーに関する相談

など、購入後のサポートを受けられることが多い。

特に電動アシスト自転車は価格も高いから、

「何かあった時に相談できる場所がある」

という安心感は意外と大きい。


また、国内メーカーなら、

  • バッテリーの供給
  • 専用部品の入手
  • 修理体制

もしっかりしていることが多い。

逆に、格安の海外製品だと、

「部品が手に入らない」

「修理できるお店が見つからない」

なんてこともある。


仕事柄、色々な自転車を見るけれど、

正直なところ、

「安かったから買ったけど、結局困ってしまった」

というケースもゼロではない。

だからこそ、

「どこで買うか」

も含めて、自転車選びなんだと思う。


もちろん、自転車屋だから自転車屋を勧めている部分もある(笑)。

でも、電動アシスト自転車に関しては、

高価で、長く付き合う乗り物だからこそ、アフターサポートまで含めて選んでほしい。

というのが本音だ。

 

 

まとめ:便利だからこそ、ちゃんと選びたい

正直なところ、電動アシスト自転車は本当に便利だ。

漕ぎ出しは軽いし、坂道も楽。荷物があっても苦になりにくい。

一度この快適さに慣れると、

「もう普通の自転車には戻れない……」

という人がいるのも納得できる。


ただ、その一方で、

  • 本体価格は高め
  • バッテリーにも寿命がある
  • 車体は重い
  • 法律上の基準もある

といった注意点も存在する。


だからこそ、

「安いから」

だけで選ぶのではなく、

👉 ちゃんとした製品を、ちゃんとしたお店で買う。

これが大切なんだと思う。


便利だからこそ、安心して長く使える一台を選ぶ。

電動アシスト自転車は、単なる「楽をするための自転車」ではなく、

👉 毎日の生活を支えてくれる移動手段。

だからこそ、少し慎重なくらいがちょうどいいのかもしれない。

【成田ラジオ計画 -Project PET- Part0】Huxeが終わったので、自分専用AIラジオを作ることにした

最近、少し気に入っていたAIアプリがサービス終了してしまった。

名前は「Huxe: AI Radio & Podcasts」。

 

naritalabsblog.com

 

AI音声でニュースやメールをラジオ番組のように読み上げてくれるアプリで、個人的にはかなり面白いサービスだった。

ただのニュース読み上げアプリではなく、男性音声と女性音声が掛け合い形式で進行してくれる。
国内ニュースや海外ニュースをポッドキャスト風に紹介してくれるし、メールの内容も分析してニュース番組っぽくまとめてくれる。

使っていて感じたのは、「自分専用のラジオ局がある」ような感覚だった。

普通のラジオやニュース番組は、不特定多数に向けて作られている。
だがHuxeは、自分宛てのメールや自分向けの情報をAIが整理し、番組として流してくれる。

これが妙に未来っぽかった。

そして何より、ロックマンエグゼのナビっぽさがあった。

あの頃ゲームの中で見ていた、横に居て情報を整理してくれる相棒。
まだ完全にそこまで到達している訳ではないが、Huxeには少しだけその雰囲気があった。

そんなアプリが、サービス終了してしまった。

寂しい。
普通に寂しい。

(´・ω・`)

とはいえ、ここで終わるのも少し勿体ない。

冷静に考えてみると、Huxeがやっていた事は既存技術の組み合わせでもある。

ニュースを取得する。
メールを取得する。
AIで要約する。
ラジオ番組風の台本にする。
音声合成で読み上げる。
最後に音声ファイルとして再生する。

これなら、ローカル環境でもある程度再現できるのではないか。

もちろん、完全再現は無理だと思う。
本家のUIや自然な体験、細かい情報処理までは簡単には真似できない。

だが、「自分専用AIラジオ局」を作るだけなら、意外と現実的かもしれない。

幸い、手元にはそれなりのPC環境がある。

CPUはRyzen 7 5700X。
GPUはRTX 3080。
メモリは32GB。

ローカルLLMを動かすには十分な環境だと思う。

音声合成にはVOICEVOXが使える。
ニュースはRSSで取得できる。
メールはGmail連携を使えば取得できそうだ。
台本生成はOllamaあたりでローカルAIに任せる。

つまり、必要な材料は大体揃っている。

という訳で、7月の長期企画として「成田ラジオ(仮)」を作ってみることにした。

目標はシンプル。

朝にアプリを起動すると、

「おはようございます。本日の成田ラジオです」

みたいな感じで、ニュースやメールをラジオ番組風に読み上げてくれる仕組みを作る。

最初から完璧な物は目指さない。

まずは、

  • ニュースを取得する
  • Gmailを取得する
  • AIで要約する
  • 男女掛け合いの台本にする
  • VOICEVOXで音声化する
  • MP3として保存する

この辺を順番に作っていく予定だ。

Huxeがサービス終了したのは残念だ。

だが、無くなったなら自分で作ればいい。
ロックマンエグゼのナビみたいな未来を、自分のPCの中に少しだけ再現してみる。

そんな感じで、成田ラジオ計画を始めてみようと思う。

その付加価値、本当に必要ですか?

最近、扇風機を買い替える機会があって家電売り場を眺めていた。

「赤外線リモコン付き!」
「リズム風機能搭載!」
「8時間自動OFF!」
「液晶表示付き!」
「アプリ連携対応!」

……いや、そんなに要る?

もちろん、あれば便利な機能もある。リモコンがあれば離れた場所から操作できるし、タイマー機能が役立つ人もいるだろう。

でも、ふと思ってしまったのだ。

「扇風機って、風を送ってくれればそれで十分じゃないか?」

20代の頃の自分なら、「おぉ、すげぇ!」「未来の家電じゃん!」なんて目を輝かせていたと思う。機能が多ければ多いほど得した気分になっていたし、「1台で何でもできる」という言葉にもワクワクしていた。

それが30代になった今では、「その機能、本当に使うの?」と考えるようになった。

もしかすると、ただ単に歳を取っただけなのかもしれない。

……いや、本当に必要なものが分かるようになっただけだと思いたい。

今回は、最近の家電にありがちな“付加価値”について、少し考えてみたいと思う。

 

昔は"全部入り"にワクワクしていた

今でこそ「その機能、本当に必要?」なんて言っているけれど、20代の頃の自分はむしろ逆だった。

「これ1台で何でもできます!」
「スマホで操作できます!」
「自動で最適な運転をしてくれます!」
「〇〇機能も追加されました!」

そんな売り文句を見るたびに、「おぉ、すげぇ!」と素直にテンションが上がっていた。

実際、新しい機能を試すのは楽しい。家電量販店に並ぶ最新モデルを見て、「未来っぽいなぁ」とワクワクしたことがある人も多いんじゃないだろうか。

だから、多機能な家電そのものを否定したいわけではない。

むしろ、技術の進歩によって今までできなかったことができるようになったのは素直にすごいと思うし、それを楽しめる人は十分に元を取れると思う。

ただ、実際に何年もそういう家電を使っていると、あることに気付く。

「あれ、この機能って最初の数回しか使ってなくない?」

結局、毎日使うのは決まった機能ばかり。便利そうだと思っていた機能も、気付けば存在すら忘れている。

そして気付くのだ。

もしかして、自分が欲しかったのは"全部入り"じゃなくて、"普段使う機能がちゃんとしていること"だったんじゃないか、と。

 

使ってみると、案外使わない

もちろん、人によっては毎日のように使う機能もあると思う。

でも、自分の場合はそうじゃなかった。

例えば扇風機なら、最初のうちはリズム風を試してみたり、タイマーを設定してみたりする。「おぉ、こんな機能もあるのか」とちょっと楽しい。

でも、気付けば使うのは「電源」「風量調整」くらい。

掃除機も同じだ。

水拭き機能付き、ゴミの量を自動判別、スマホ通知、専用アプリで管理……。確かにすごいとは思う。でも、結局自分がやってほしいのは「床のゴミをしっかり吸ってくれること」だったりする。

電子レンジだってそうだ。

オーブン、グリル、自動調理、解凍モード、レシピ登録機能……と機能は盛りだくさん。でも、実際によく使うのはコンビニ弁当を温める機能だったり、冷凍食品を解凍する機能だったりする。

「せっかく付いてるんだから使わなきゃもったいない」

そう思っていた時期もあった。

でも今は逆だ。

「使わない機能なら、最初から無くても困らないんじゃないか?」

そう考えるようになった。

もちろん、それらの機能が必要な人を否定するつもりはない。

ただ、自分にとっては"あったら便利"と"無くては困る"は全然違うものだった。

そして、後者だけを残した結果、自然と「シンプルで十分」という考え方にたどり着いたのかもしれない。

 

30代になって変わったモノ選び

30代になって変わったのは、「何ができるか」よりも「何を求めているか」を考えるようになったことかもしれない。

若い頃は、とにかく多機能なものに惹かれていた。

1台で何役もこなしてくれる。機能が多ければ多いほどお得な気がする。新しいことができるたびに、「時代は進んだなぁ」とワクワクしていた。

でも今は、少し考え方が変わった。

掃除機なら、しっかりゴミを吸ってくれればいい。

扇風機なら、ちゃんと風を送ってくれればいい。

電子レンジなら、ムラなく温めてくれればいい。

もちろん、オーブン機能が必要ならオーブンレンジを選べばいいし、本格的に料理をするなら専用のオーブンを用意するという選択肢もある。

でも、自分の使い方を振り返ってみると、「あれもこれも1台に詰め込んだ製品」よりも、「この仕事だけはきっちりこなします」という製品の方が、むしろ使いやすかった。

むしろ最近は、

「2つの機能を1つにまとめました!」

と言われると、

「いや、その2つを別々に買えばよくない?」

と思ってしまうことすらある。

もちろん、設置スペースの問題もあるし、1台にまとまっている方が便利な場面もある。

ただ、全部入りだから正解というわけでもない。

使わない機能のために価格が上がったり、壊れた時に全部使えなくなったりするくらいなら、自分に必要なものを必要な分だけ選ぶ方が、結果的に満足度は高い気がしている。

20代の頃は「全部入りって最高じゃん」と思っていた。

でも30代になった今は、「ちゃんと1つの仕事をしてくれる道具っていいよな」と思うようになった。

もしかすると、それは面倒くさがりになっただけなのかもしれない。

……いや、無駄を減らして楽をしたいという、人間として正しい進化だと思っておこう。

 

単機能にも価値がある

こういう話をすると、「でも安い家電ってすぐ壊れるんじゃないの?」とか、「やっぱり高いモデルの方が満足度は高いでしょ?」と言われることもある。

もちろん、それは半分正解だと思う。

静音性や省エネ性能、細かな使い勝手。高価格帯の製品だからこそ実現できる価値も確かに存在する。

ただ、その価値が"自分に必要かどうか"はまた別の話だ。

例えば、「冷たい風が出ればいい」という人にとってはシンプルな扇風機で十分かもしれない。

「温めることができればいい」という人なら、高機能なオーブンレンジより電子レンジの方が使いやすいかもしれない。

「ゴミを吸ってくれればいい」という人なら、余計な機能のない掃除機の方が壊れる心配も少なく、気軽に使えるかもしれない。

だからこそ、アイリスオーヤマや山善、ハイアールといった"必要十分"を重視したメーカーが支持されているのだと思う。

決して「安いから仕方なく選ぶ」のではなく、

「自分にはこれで十分だから選ぶ」。

それも立派な価値観だ。

むしろ、技術が成熟した今だからこそ、「何を足すか」だけではなく、「何を引くか」が大事になってきている気がする。

機能を増やすことは簡単だ。

でも、本当に必要なものだけを残すのは意外と難しい。

だから最近は、シンプルな家電を見ると妙に安心する。

余計なことはしない。でも、求められた仕事はちゃんとこなしてくれる。

そんな"道具らしい道具"に、昔よりも魅力を感じるようになった。

若い頃は、「全部入り」に未来を感じていた。

でも今は、「必要十分」に贅沢さを感じる。

それとも、ただ単に自分が歳を取っただけなんだろうか。

……いや、多分それだけじゃない。

本当に必要なものを見極められるようになった。それが30代になった今の、自分なりのモノ選びなのかもしれない。

今さらRedmi 12 5Gを買ったら、エントリー機の現実を思い出した話

最近じゃんぱら川越店でXiaomi Redmi 12 5Gを中古13,480円で購入した。

購入したのはスカイブルー。発色はかなり綺麗で、安っぽさを感じにくい色合いだ。

Redmi 12 5Gについては事前に「Snapdragon 4 Gen 2はSnapdragon 695に近い性能」という情報を知っていたので、正直なところそこそこ快適に使えるだろうと思っていた。

実際、初回セットアップ中はそれほど重さを感じない。

アプリを開くのも普通、設定画面も普通。

「あれ?意外と快適じゃないか?」

そんな印象だった。

しかし、しばらく触っていると徐々に気付く。

そうだった。

コイツ、Snapdragon 4番台だった。

エントリー機とは思えない外観

まず驚いたのは背面だ。

Redmi 12 5Gはまさかのガラス製。

最近のエントリー機はコスト削減のため樹脂製が多いが、この価格帯でガラス背面を採用しているのはなかなか珍しい。

手触りも悪くなく、安価なスマホ特有のチープさも少ない。

画面サイズは6.8インチ近い大型モデルだが、実際に持ってみるとそこまで重さは気にならなかった。

見た目に関しては価格以上の満足感がある。

生体認証は予想以上に優秀

Redmi 12 5Gは指紋認証と顔認証の両方に対応している。

指紋認証は側面の電源ボタン一体型。

認証精度はそこそこだが、認証に成功した時の速度はかなり速い。

正直なところ、メインで使用しているGalaxy S24 FEと比較しても遜色ないレベルに感じた。

顔認証もインカメラを利用した簡易方式ながら認証速度はかなり速い。

もちろん3Dセンサーを利用した高級機のようなセキュリティ性能はないが、普段使いであれば十分実用的だ。

ただし、インカメラ周辺が汚れていると認識率が下がるため、定期的に拭いておいた方が快適に使える。

本体性能そのものはエントリークラスだが、生体認証に関しては価格以上の出来栄えだった。

初回アップデートは地獄

セットアップで一番辛かったのはここ。

システム系アプリが大量に入っているため、初回起動後はアップデート祭りになる。

次から次へと更新が始まり、使える状態になるまでかなり時間がかかった。

購入直後にすぐ使いたい人は少し覚悟しておいた方が良い。

スピーカーは「鳴れば良い」レベル

スピーカーはモノラル。

音質については正直なところ及第点。

動画視聴や通知音なら問題ないが、音楽を楽しむためのスマホではない。

ここは価格相応だと思う。

カメラは付いているだけマシ

カメラ性能について過度な期待は禁物。

画質以前に動作そのものが重い。

カメラアプリを起動して撮影するまでにワンテンポ待たされる。

記録用として使うなら問題ないが、「スマホで写真を楽しみたい」という人には向かない。

正直な感想を言うなら、

「撮れるだけマシ」

という評価になる。

ポケモンGOは遊べる。でも快適ではない

試しにポケモンGOもプレイしてみた。

結論から言うと遊ぶことはできる。

ただし快適ではない。

操作に対してワンテンポ遅れる感覚があり、常に少しだけ引っ掛かる。

プレイ不能ではない。

しかし快適とも言えない。

原神やブルーアーカイブのようなゲームを遊びたいなら、最初から別のスマホを選んだ方が良いだろう。

microSDカード対応は今でも便利

Redmi 12 5GはmicroSDカードに対応している。

最近はミドルクラス以上になるとmicroSD非対応の機種も珍しくないため、この点は素直に評価したい。

写真や動画を大量に保存したい人はもちろん、音楽データの保存先として使えるのも便利だ。

今回購入したモデルは4GB/128GB版だが、容量不足が心配な人でも比較的安心して使えるだろう。

イヤホンジャック搭載は地味に嬉しい

個人的に評価したいのが3.5mmイヤホンジャックの存在。

最近はBluetoothイヤホン前提のスマホが増えているが、有線イヤホン派としてはやはり直接接続できる安心感がある。

変換アダプターも不要。

充電しながらBluetoothイヤホンのバッテリー残量を気にする必要もない。

普段から有線イヤホンを使う人にとっては、今となっては貴重な装備と言える。

音楽再生用途は意外と悪くない

Snapdragon 4 Gen 2はハイレゾ音源の再生にも対応している。

もちろん専用DAPのような音質を期待するものではない。

しかし音楽を再生するだけなら特に不満はなく、有線イヤホンをそのまま接続できる点も含めると音楽プレーヤーとしての使い勝手は悪くない。

高音質を追求する機種ではないが、通勤通学のお供として使うには十分だろう。

総評

Redmi 12 5Gは確かに優秀なエントリースマホだ。

背面ガラス。

90Hz液晶。

指紋認証。

5G対応。

この価格帯としては十分魅力的な仕様を持っている。

ただし、Snapdragon 695に近いベンチマークスコアという言葉だけを見て期待しすぎると少し肩透かしを食らう。

数字は近い。

でも体感は違う。

実際に使うと、

「あぁ、スナドラ4だわ」

となる。

ハイエンドスマホに慣れている人ほど、その差ははっきり感じるはずだ。

とはいえ中古13,480円で購入できるスマホとして考えるなら十分優秀。

過度な期待をしなければ、普段使い用としては悪くない1台だった。

AIと共同で“詐欺メールを潰すプログラム”を設計してみる Day4 本文解析編

前回のDay3では、Tkinterを使ってGUIを導入し、

  • メール一覧表示
  • 本文表示
  • IMAP接続維持

など、“ただの接続テスト”から一歩進んだところまで実装できた。

そして今回のDay4。

いよいよ、

“本文解析”

に手を出し始める。

今回やりたいのは、単純にメールを表示するだけではない。

本文の中から、

  • 【重要】
  • 本人確認
  • お支払いを完了してください
  • 利用制限
  • アカウント停止

など、詐欺メールでよく見る文言を検出し、

「どれくらい怪しいメールなのか」

をスコア化してみよう、という話だ。

つまり今回から、このツールは少しずつ、

“Yahooメールを読むだけの簡易メーラー”

から、

“迷惑メール解析ツール”

へ進化し始める。

さらに今回は、Day1からずっと問題視していた、

 
楽 天 カ ー ド
 

みたいな“フィルタ回避表現”にも対策を入れてみた。

スペースや全角文字を除去し、正規化してから解析することで、

 
楽 天 カ ー ド

楽天カード
 

として認識できるようにしている。

地味な処理だが、こういう部分が迷惑メール対策ではかなり重要になりそうだ。

 

本文解析を実装してみる

Day4で追加したのは、本文を取得した後に、その内容を解析する機能だ。

これまでは、選択したメールの本文を表示するだけだった。

つまり、

「読めるようになった」

という段階である。

今回はそこから一歩進めて、

「怪しい文言が含まれているか」

をチェックするようにした。

判定対象にしたのは、件名、送信者、本文。

この3つをまとめて解析し、危険そうな単語が含まれていたらスコアを加算する。

例えば、

 
【重要】
本人確認
お支払いを完了してください
利用制限
アカウント停止
異常ログイン
 

この辺りは、詐欺メールでかなりよく見る文言だ。

もちろん、本物のメールでも使われる可能性はある。

ただ、私の場合はYahooメールで決済系サービスを使っていない。

つまり、Yahooメール宛にこの手の支払い要求や本人確認メールが来た時点で、かなり怪しい。

なので今回は、自分の運用に合わせてかなり強めに判定している。

汎用ツールとしては危険かもしれないが、まずは自分用ツールとして育てる段階なので、これでいいと思っている。

 

文字列の正規化で“楽 天 カ ー ド”対策

今回かなり重要だと思ったのが、文字列の正規化だ。

詐欺メールは、ただ「楽天カード」と書いてくるとは限らない。

実際には、

 
楽 天 カ ー ド
 

のように、文字と文字の間にスペースを入れてくることがある。

おそらく、単純なキーワードフィルタを避けるためだと思う。

普通に、

 
楽天カード
 

という単語だけを探していると、この手の表記はすり抜けてしまう。

なので今回は、解析前に本文や件名を正規化するようにした。

具体的には、

  • 全角半角の統一
  • 大文字小文字の統一
  • 空白の除去
  • 記号類の軽い除去

この辺りを行う。

これにより、

 
楽 天 カ ー ド
Amazon
A m a z o n
 

のような表記も、ある程度まとめて判定できるようになる。

もちろん、これで全ての詐欺メールを検出できる訳ではない。

ただ、迷惑メール側が小手先の表記ゆれで逃げようとしているなら、こちらも正規化で潰せばいい。

地味だが、こういう処理こそ実用面ではかなり効いてくると思う。