自転車屋の生態
自転車屋をやっていると、たまにこう言われることがある。 「できれば早くお願いしたいんだけど……」 気持ちはよく分かる。 通勤や通学で毎日使っていたり、買い物の足だったり。 自転車が使えないと困る人は本当に多い。 だから、一日でも早く直してほしいと…
自転車屋をやっていると、たまにこう聞かれる。 「今日中に直りますか?」 もちろん、直せるものも多い。 パンク修理やブレーキ調整なら、その日のうちに終わることも珍しくない。 ただ、時々こう答えることがある。 「その部品、取り寄せになります。」 自…
前回の記事では、「長く乗る人」の共通点を書いた。 逆に、自転車屋として見ていて、 「これは長持ちしにくいかもな……」 と思う人にも、ある程度共通点がある。 もちろん、悪気があるわけじゃない。 仕事や家事で忙しかったり、つい後回しになったり。 でも…
自転車屋をやっていると、同じような自転車でも状態に大きな差があることに気付く。 5年、10年と乗っているのに驚くほど調子の良い自転車もあれば、2〜3年でかなり傷んでしまっている自転車もある。 もちろん、元々の品質や使用頻度の違いもある。 でも、そ…
自転車屋をやっていると、よく聞かれる質問がある。 「どれくらいかかりますか?」 当然の質問だと思う。 修理が終わる時間は気になるし、予定もある。 だから聞くのは当たり前だ。 ただ、この質問。 意外と難しい。 ✍️ 「どれくらいかかりますか?」 お客さ…
自転車屋をやっていると、 「パンクしました」 と言われることは本当に多い。 実際、自転車屋の修理依頼の中でもパンク関連はかなり多い方だ。 ただ、ここで一つ。 本当にパンクしているとは限らない。 実はパンクじゃないことも多い お客さんからすると、 …
自転車のパンクというと、「運が悪かった」と思われがちだ。 釘を踏んだとか、ガラスを踏んだとか。 もちろん、そういうパンクもある。 ただ、自転車屋からすると、もっと多い原因がある。 空気不足だ。 実際は空気不足がかなり多い パンク修理をしていると…
導入 どんな技術職にも、独特の専門用語がある。 正式名称ではなく、現場用の短い言い方。略語だったり、独特な読み方だったり。 自転車屋も例外じゃない。 気付けば普通に使っているけど、外の人からすると「何それ?」みたいな言葉が結構ある。 自転車屋に…
導入 自転車屋をやっていると、たまに思う。 人によって「まだ大丈夫」の基準が違いすぎる。 こちらから見れば完全に限界。でも、お客さんは普通にこう言う。 「まだ乗れますよね?」 全然大丈夫じゃねぇんだわ。 こっちから見ると全然大丈夫じゃない もちろ…
最近、自転車のルールがやたらと増えている。 いわゆる「青切符」の話もそうだし、細かい違反項目も増えてきている。 それ自体が悪いとは思わない。 安全のためにルールがあるのは当然だし、守るべきものだとも思う。 ただ—— 正直、項目が多すぎてよく分から…
雨の日や雪の日は、分かりやすく客足が減る。 自転車という乗り物は、どうしても天候に左右される。わざわざ濡れてまで乗ろうとする人は、そこまで多くない。 だから、そういう日は店も静かになる。 いつもなら修理依頼で埋まる時間帯でも、ぽつぽつとしか人…
自転車屋の一日、と聞くと何をしているイメージだろうか。 ひたすら修理をしているのか、それとも接客ばかりしているのか。 実際のところは、その両方だ。 そしてもう一つ。 思っているより、ずっとシンプルでもある。 開店準備をしながらすでに仕事は始まっ…
自転車屋という仕事は、機械を扱う仕事だ。 パンクを直したり、ブレーキを調整したり、部品を交換したり。やっていることだけ見れば、完全に技術職だと思う。 ただ、それだけじゃない。 ここには人が来る。 空気を入れに来る人。 ちょっとした調整を頼みに来…
自転車屋という場所は、なぜか雑談が多い。 しかもその内容は、だいたいオタク寄りの話になる。機械、音楽、アニメ、昔話。 ジャンルだけ見れば、わりと話が合いそうなメンツだ。 ただ——ここで一つ問題がある。 同じオタク同士でも、話が噛み合わないことが…
成田ラボが働いている自転車屋は、少し変わっている。 もちろん自転車の話もする。修理の話、パーツの話、工具の話。ただ、それだけで終わることはまずない。 気が付けば話題はどこかへ飛んでいく。割合で言えば、自転車4に対してその他6くらいだろうか。 く…