narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

自転車屋の生態

自転車屋の生態その15 「早くしてほしい」はみんな同じ

自転車屋をやっていると、たまにこう言われることがある。 「できれば早くお願いしたいんだけど……」 気持ちはよく分かる。 通勤や通学で毎日使っていたり、買い物の足だったり。 自転車が使えないと困る人は本当に多い。 だから、一日でも早く直してほしいと…

自転車屋の生態その14 その部品、取り寄せになります

自転車屋をやっていると、たまにこう聞かれる。 「今日中に直りますか?」 もちろん、直せるものも多い。 パンク修理やブレーキ調整なら、その日のうちに終わることも珍しくない。 ただ、時々こう答えることがある。 「その部品、取り寄せになります。」 自…

自転車屋の生態その13 自転車屋から見た「これは長持ちしないな…」と思う人の共通点

前回の記事では、「長く乗る人」の共通点を書いた。 逆に、自転車屋として見ていて、 「これは長持ちしにくいかもな……」 と思う人にも、ある程度共通点がある。 もちろん、悪気があるわけじゃない。 仕事や家事で忙しかったり、つい後回しになったり。 でも…

自転車屋の生態その12 自転車屋から見た「長く乗る人」の共通点

自転車屋をやっていると、同じような自転車でも状態に大きな差があることに気付く。 5年、10年と乗っているのに驚くほど調子の良い自転車もあれば、2〜3年でかなり傷んでしまっている自転車もある。 もちろん、元々の品質や使用頻度の違いもある。 でも、そ…

自転車屋の生態その11 「どれくらいかかりますか?」の難しさ

自転車屋をやっていると、よく聞かれる質問がある。 「どれくらいかかりますか?」 当然の質問だと思う。 修理が終わる時間は気になるし、予定もある。 だから聞くのは当たり前だ。 ただ、この質問。 意外と難しい。 ✍️ 「どれくらいかかりますか?」 お客さ…

自転車屋の生態その10 「それ、本当にパンクですか?」

自転車屋をやっていると、 「パンクしました」 と言われることは本当に多い。 実際、自転車屋の修理依頼の中でもパンク関連はかなり多い方だ。 ただ、ここで一つ。 本当にパンクしているとは限らない。 実はパンクじゃないことも多い お客さんからすると、 …

自転車屋の生態その9 パンクの原因、大体空気不足

自転車のパンクというと、「運が悪かった」と思われがちだ。 釘を踏んだとか、ガラスを踏んだとか。 もちろん、そういうパンクもある。 ただ、自転車屋からすると、もっと多い原因がある。 空気不足だ。 実際は空気不足がかなり多い パンク修理をしていると…

自転車屋の生態その8 「前タチ」「リアタチ」って何の話?

導入 どんな技術職にも、独特の専門用語がある。 正式名称ではなく、現場用の短い言い方。略語だったり、独特な読み方だったり。 自転車屋も例外じゃない。 気付けば普通に使っているけど、外の人からすると「何それ?」みたいな言葉が結構ある。 自転車屋に…

自転車屋の生態その7 「まだ大丈夫」で持ってくる人たち

導入 自転車屋をやっていると、たまに思う。 人によって「まだ大丈夫」の基準が違いすぎる。 こちらから見れば完全に限界。でも、お客さんは普通にこう言う。 「まだ乗れますよね?」 全然大丈夫じゃねぇんだわ。 こっちから見ると全然大丈夫じゃない もちろ…

自転車屋の生態その6 それ違反?あれも違反?

最近、自転車のルールがやたらと増えている。 いわゆる「青切符」の話もそうだし、細かい違反項目も増えてきている。 それ自体が悪いとは思わない。 安全のためにルールがあるのは当然だし、守るべきものだとも思う。 ただ—— 正直、項目が多すぎてよく分から…

自転車屋の生態その5 雨の日と雪の日は意外と仕事が進む

雨の日や雪の日は、分かりやすく客足が減る。 自転車という乗り物は、どうしても天候に左右される。わざわざ濡れてまで乗ろうとする人は、そこまで多くない。 だから、そういう日は店も静かになる。 いつもなら修理依頼で埋まる時間帯でも、ぽつぽつとしか人…

自転車屋の生態その4 自転車屋の一日

自転車屋の一日、と聞くと何をしているイメージだろうか。 ひたすら修理をしているのか、それとも接客ばかりしているのか。 実際のところは、その両方だ。 そしてもう一つ。 思っているより、ずっとシンプルでもある。 開店準備をしながらすでに仕事は始まっ…

自転車屋の生態その3 おばあちゃんから差し入れよく貰うんですよね

自転車屋という仕事は、機械を扱う仕事だ。 パンクを直したり、ブレーキを調整したり、部品を交換したり。やっていることだけ見れば、完全に技術職だと思う。 ただ、それだけじゃない。 ここには人が来る。 空気を入れに来る人。 ちょっとした調整を頼みに来…

自転車屋の生態その2 同じオタクなのに話が噛み合わない

自転車屋という場所は、なぜか雑談が多い。 しかもその内容は、だいたいオタク寄りの話になる。機械、音楽、アニメ、昔話。 ジャンルだけ見れば、わりと話が合いそうなメンツだ。 ただ——ここで一つ問題がある。 同じオタク同士でも、話が噛み合わないことが…

自転車屋の生態その1「あなたはそろそろモニターイヤホンを買いなさい」と言われた話

成田ラボが働いている自転車屋は、少し変わっている。 もちろん自転車の話もする。修理の話、パーツの話、工具の話。ただ、それだけで終わることはまずない。 気が付けば話題はどこかへ飛んでいく。割合で言えば、自転車4に対してその他6くらいだろうか。 く…