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成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

【税込1,100円】ダイソーTWS-002レビュー|価格以上?それとも割り切り?

はじめに

100円ショップのダイソーが展開する完全ワイヤレスイヤホン「TWS-002」。
税込わずか1,100円というインパクト抜群の価格で、「とりあえず試してみたい」と思う人も多いはず。
今回は実際に使用し、その音質・使い勝手・良い点と気になる点を整理してみました。


基本スペック

  • 価格:税込1,100円

  • 接続:Bluetooth 5.0

  • 対応コーデック:SBCのみ

  • 再生時間:約3〜4時間

  • 充電端子:USB Type-C

  • カラー:白(ケース+イヤホン本体)

  • 操作:タッチ式

「1,100円でType-C充電対応」というだけでも驚きですが、実際の使用感を見ていきます。


実際の使用感

音質

  • 低音域:控えめで迫力は少ない。ただしボワつきは少なく、意外とスッキリ。

  • 中音域:ボーカルはやや遠めだが、ラジオやポッドキャスト的な使い方なら十分。

  • 高音域エージング前はシャリつきが気になる部分がありましたが、使い込むうちに高音がマイルドになり、聴きやすさが増しました
    👉 音楽を細かく聴き込むには物足りないものの、普段使いのBGMやラジオ感覚なら十分


接続の安定性

  • 室内では安定して利用可能。

  • 混雑した駅や人の多い場所では、途切れや遅延が出やすい。

  • 対応コーデックが SBCのみ なので、遅延や音質面は上位モデルと比べると不利。

  • 動画視聴では軽い遅延を感じるが、ラジオ・通話用途なら問題なし。


操作性

  • タッチセンサーで再生/停止、曲送りが可能。

  • 音量調整はスマホ側で行う必要がある。

  • 誤タッチはやや多めで、慣れるまでは操作に気を遣う。


装着感

  • 軽量で長時間付けていても耳への負担は少ない。

  • 遮音性は低く、外音が入りやすい。安全面では利点だが、電車や屋外では音量を上げがちになる。


良かった点

  • 価格が圧倒的に安い(1,100円で完全ワイヤレス)

  • USB Type-C充電対応

  • 軽量で装着感は悪くない

  • エージングで高音がマイルドになり、音質が改善する

  • 入門機としては十分に実用的


気になった点

  • 再生時間が短い(約3〜4時間)

  • 接続安定性は価格相応。混雑環境では途切れやすい

  • 対応コーデックが SBCのみ → 高音質再生や低遅延には不向き

  • 低音不足で迫力に欠ける

  • 防水非対応で、運動用途には向かない


まとめ

ダイソーTWS-002は、「税込1,100円で完全ワイヤレスが手に入る」という時点で大きな価値があります。
エージングによって高音がマイルドになり、聴きやすさが増す点も意外な発見でした。
ただし、対応コーデックがSBCのみであることから、音質や遅延にこだわる人には向きません。

結論としては、**「完全ワイヤレスを試してみたい初心者」や「サブ用」**としては十分に活躍できる1台です。
逆に、音質や長時間利用、安定性を求めるなら、上位モデルの検討をおすすめします。