こんにちは、成田です。
今回はロジクールのゲーミングキーボード G813 をレビューします。
購入は「じゃんぱら川越店」で価格は9,980円。
1万円を切るゲーミングキーボードというだけで「これは買いだ!」と即決しました。
ぱっと見はかなり状態が良く見えたのですが、よーく観察すると細かい傷があったり、キーキャップにテカリが出ていたりと、やっぱり中古らしい味もありましたね。
でも使用には全く問題なし。むしろ「中古ならではのこなれ感」と考えれば、愛着が湧くポイントでもあります。
ゲーミングキーボードといえば「ガチゲーマーがFPSやMMOでガンガン使う」イメージがありますが、僕はそこまで本気のゲーマーではありません。
せいぜい遊んだのは MineCraft と 7 Days to Die(7DTD) くらい。
正直ゾンビを殴るくらいなら、そこまでハイスペックなキーボードはいらないんじゃ……と思いつつ、日常用途も含めて使ってみたくなったのが購入のきっかけです。
デザインと機能面
G813の見た目は、いかにも「薄型ゲーミングキーボード」といった印象です。
派手すぎず、シンプルにまとまったデザインで、机の上に置いても違和感はありません。中古で購入したためキーキャップには若干のテカリがありましたが、それも使い込まれた道具の証。むしろ“味”として楽しめるくらいです。
このキーボードの特徴のひとつが、RGBライティング。
専用ソフト「G HUB」で光り方をカスタマイズでき、ゲーミングらしい派手な演出から、落ち着いたワンポイント照明まで幅広く対応します。正直、最初は虹色に光らせて遊んでみましたが、最終的には単色の控えめな光に落ち着きました(笑)。
また、メディアキーの存在は大きなメリット。
音楽の再生や音量調整をワンタッチで行えるので、作業中や動画視聴中にとても便利です。特に音量ダイヤルは直感的で、地味ながら日常使用で最も重宝しました。
一方で、このキーボードはUSBポートを2つ占有する仕様です。
1本はキーボード本体用、もう1本はライティングやUSBパススルー用。ゲーミングPCならまだしも、ポートの少ないノートPCだとハブ必須になるのは正直面倒に感じました。パススルーポート自体は便利なのですが、そのために余分に1口使うのは悩ましいところです。
さらに、サイズ感もかなり大きめ。
フルサイズに加えてマクロキーまで搭載しているため、横幅が広く、机のスペースを圧迫します。ノートPCと並べて使うと「ちょっと存在感がありすぎるな」と感じる場面もありました。
打鍵感
今回購入したモデルは 赤軸。
僕自身、もともと赤軸派なので「やっぱり落ち着くな」という感触でした。
押し心地は軽く、スルッとしたタッチでテンポよくタイピングできます。長時間の文章入力でも指が疲れにくく、ブログ執筆の相棒としてはかなり快適です。
静音というほどではないものの、打鍵音は比較的控えめ。
深夜に作業していても「カチャカチャうるさいな」と感じることは少なく、赤軸らしい軽快さを楽しめます。
ちなみに、カチカチ音が欲しくなったら別で買った K835(青軸) を使えばいいので、正直「青軸が欲しい」とは思いませんでした。
ゲームでの使用感については、プレイしたのは MineCraft と 7 Days to Die(7DTD) が中心。
FPSのように一瞬の反応速度を求めるわけではないので、正直「赤軸だから勝てた!」なんてことはありません(笑)。ただ、ゾンビを殴るアクションや建築作業など、長時間の操作をしても疲れにくいのはありがたいポイントでした。
総じて赤軸は「ガチゲーマー向け」というより、日常作業からライトゲーミングまで幅広く快適に使える軸だと感じます。
メリット
G813を使っていて特に便利だと感じたのは、やはり メディアキー の存在です。
音量調整や再生・一時停止をワンタッチで操作できるのは、想像以上に快適。動画視聴や音楽を聴きながらの作業で、いちいちソフトを切り替える必要がなくなり、「あ、これは便利だな」と素直に感動しました。特に音量ダイヤルは直感的で、他のキーボードに戻ると「あれ、これなかったっけ?」と物足りなく感じるほど。
また、RGBライティングも意外と良いアクセントになります。
派手に光らせる必要はないものの、控えめな単色に設定しておくと夜間の作業でキーが見やすくなり、実用性もありました。「ゲーミングキーボードの照明は飾り」だと思っていた自分でも、使ってみると納得できる部分がありました。
さらに、赤軸の軽快さは文章作成やゲームプレイにおいて大きなメリット。
長時間タイピングしても疲れにくく、スルスルと指が進む感覚は、やはり赤軸の強みだと感じます。
そして、テンキーの存在。
数値入力が必要な作業ではとても重宝しましたが、一方で本体サイズを大きくしている要因でもあります。つまり「便利さと机スペースのトレードオフ」という側面があり、ここはユーザー次第で評価が分かれる部分でしょう。
総じて、G813は「ゲーミング」よりもむしろ 日常用途での快適さ にこそ真価を発揮するキーボードでした。
デメリット
G813は完成度の高いキーボードですが、使っていて気になる点もいくつかありました。
まずはサイズの大きさ。
フルサイズに加えてマクロキーまで搭載しているため、とにかく横幅が広い。机のスペースをかなり占有し、コンパクトさを求める人には不向きです。テンキーが便利な反面、「ここまで大きくなくても…」と思う瞬間が何度かありました。
次に、USBポートを2つ占有する点。
本体用とライティング/パススルー用で2口使うため、ノートPCやポート数の少ない環境では確実にハブが必要になります。ゲーミングPCであればそこまで気にならないかもしれませんが、普段使いでは「ちょっと無駄に口をふさがれている感覚」がありました。
さらに、誤タイプのしやすさも気になった部分です。
キー配列そのものは一般的ですが、薄型ゆえにストロークが浅く、慣れるまでは打ち間違えが目立ちました。タッチタイプに自信がある人でも、最初のうちは「あれ?」と思うかもしれません。
そして地味に響いたのが、ケーブル皮膜の耐久性。
半年ほどの使用で破れが出てしまい、「ゲーミングをうたうならもう少し頑丈にしてほしい」と思いました。ここは改良してほしいポイントですね。
まとめ
G813は、派手なゲーミング用途だけでなく、日常使いにこそ真価を発揮するキーボードです。
赤軸の軽快な打鍵感、便利なメディアキー、そしてRGBライティングの遊び心。作業からライトゲーミングまで幅広くカバーしてくれました。
ただし、サイズの大きさやUSB2口の占有、ケーブルの耐久性など、使い手を選ぶ要素も確かに存在します。
コンパクトさや静音性を重視する人には向きませんが、机にスペースがあり「しっかりした打鍵感と便利な操作性が欲しい」という人にはおすすめできる一台です。
総じて、G813は「ゾンビを殴るゲームから日常のタイピング作業まで」幅広く対応できる、頼れる相棒でした。