
こんにちは、成田です
普段はスマホやイヤホンのレビューを書いていますが、今日はちょっと遊び心を。
日本・韓国・中国、それぞれのガジェット文化を“三国志”に例えてみました。
品質にこだわる日本、アイデアで勝負する韓国、そして爆速で進化する中国。
三国がしのぎを削るからこそ、ガジェット市場は面白いのです。
日本=蜀:精密すぎて財布が討ち死に
日本製ガジェットといえば、やっぱり「品質の高さ」。
Xperiaやオーディオテクニカのイヤホンなんかは、細部までしっかり作り込まれていて安心感がある。
ただ、その代償として価格もガッツリ乗ってくるので、庶民の財布はあっけなく戦死。
実は日本メーカー、かつてはソニーやパナソニックが世界市場をリードしていました。
ウォークマン、Trinitron、VAIO…。精密さと信頼性の代名詞だったわけです。
ただ、今は「高品質だけど高価」という立ち位置に落ち着き、規模で戦うのは苦手に。
まさに「少数精鋭で戦う蜀」。武器は名品ぞろいなのに、維持費が重すぎて戦力拡大が難しいイメージです。
韓国=魏:アイデアは天下無双、でも仕上げが兵卒レベル
Galaxyに代表される韓国勢は、とにかく新しい提案で市場を動かしてくる。
大画面スマホ、折りたたみ、Dexといった「こう使えます!」のコンセプトは本当に強い。
実際、世界のAndroidスマホで一番売れているのはGalaxy。
ブランド力とマーケティングは、曹操の大軍勢さながら。
ただ、実際に使ってみると発熱や仕上げの甘さに気づいて、「惜しいなぁ」となることも。
「戦略は天下無双なのに、前線の兵卒がすぐ疲れる」――そんなイメージがつきまとう。
戦略は曹操級に冴えているのに、現場の兵卒が雑で足を引っ張る――そんな魏っぽさが漂います。
中国=呉:爆速量産!当たれば神機、外れれば地雷
深圳発のメーカーを中心に、中国ガジェットはまさに玉石混交。
Moondropみたいに「安いのに音質がすごい!」と驚かせる当たりもあれば、
無名メーカーの怪しい周辺機器に手を出して「あ、これは地雷だったな…」という外れも多い。
深圳は“世界の秋葉原”とも呼ばれるほど電子部品の街で、試作品が翌週には量産されるスピード感。
クラウドファンディング発のユニークな製品も数多く登場していて、良くも悪くも「やってみた精神」が強い。
それでも爆速で新製品を市場に投げ込み、数撃ちゃ当たる精神で成長する姿は、
まさに港町の商人軍団=呉。掘り出し物を探す宝探し感覚が魅力です。
天下三分の計、ガジェット戦国はまだまだ続く
日本の「精密」、韓国の「アイデア」、中国の「爆速」。
それぞれ欠点もあるけど、三国が競い合うから市場が活気づいているのは間違いありません。
財布が許すなら蜀の名品、流行を追いたいなら魏の最新兵器、冒険したいなら呉の宝探し。
我々ユーザーは、そのときどきで立ち位置を変える“傭兵”のような存在です。
天下三分の計はまだ終わらない。
次に覇権を握るのは――さて、どの国のガジェットでしょうか?