narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

詐欺メールの見分け方は名前で見抜け

最近、こんなメール増えていませんか?

本文(叩き台・親世代向け)

最近、
Amazon」「宅配業者」「カード会社」などを名乗る
メールが増えていませんか。

金額は数百円から数千円。
大きすぎず、小さすぎず、
「あれ?」と思わせる絶妙な金額

文面も昔ほど怪しくありません。
日本語もそれなりに自然で、
ロゴまで入っていることもあります。

だからこそ、
つい最後まで読んでしまう。

そして、

「至急ご確認ください」
「このままでは利用停止になります」

と書かれていると、
少しだけ心がざわつきます。

ここで大事なのは、
自分が悪いことをしたと思わないことです。

これは、
誰にでも届くように作られたメールです。

 

実は見るべきポイントは一つだけ

詐欺メールと聞くと、
「難しい知識が必要そう」
「設定を変えなきゃいけない」
と思うかもしれません。

でも、そんなことはありません。

この手のメールを見分けるのに、
専門知識は不要です。
スマホの操作が得意でなくても大丈夫。

見る場所は一つだけ。

メールを開いたら、
まず本文を読む前に、
一番上を見てください。

件名でも、内容でもありません。

宛名です。

ここで一度、立ち止まってほしい

本物かどうか分からないメールほど、
いきなり本文を読んでしまいがちです。

でも、そこで一呼吸。

  • 誰宛てなのか

  • どう呼ばれているのか

ここを見るだけで、
そのメールの正体が
かなり見えてきます。

次の見出しでは、
本物のメールがどう呼んでくるのか
具体的に見ていきます。

 

本物のメールは、名前で呼んでくる

正規のサービスから届くメールには、
だいたい共通点があります。

それは、
きちんと名前で呼んでくるということ。

たとえば、こんな感じです。

千歳鷲介様

この書き方、
どこかで見覚えがありませんか。

そう、
昔からある郵便やハガキと同じです。


昔の手紙を思い出してみてください

銀行からの通知、
役所からの封書、
保険会社のお知らせ。

どれも、
必ずこう書いてありました。

◯◯ ◯◯ 様

これは偶然ではありません。

会員登録や契約のときに、
こちらが名前を伝えているからです。

だから、
正規のサービスは
あなたの名前を知っています。


メールでも同じことが起きている

インターネットのサービスでも、
仕組みは同じです。

  • 登録時に名前を書く

  • その名前が記録される

  • メールを送るときに使われる

つまり、

名前で呼ばれているメールは、
少なくとも「あなたを知っている」相手
です。

ここまで来ると、
なんとなく察しがつくかもしれません。

次はその逆、
詐欺メールがどう呼んでくるかを見ていきます。

 

詐欺メールは、名前を知らない

では逆に、
詐欺メールはどうでしょう。

詐欺メールの多くは、
こんな呼び方をしてきます。

xxxxx@gmail.com様
お客様

一見すると、
失礼でもなさそうだし、
丁寧に見えます。

でも、よく考えてみてください。


なぜメールアドレスで呼ぶのか

理由はとても単純です。

名前を知らないから。

詐欺メールは、
一人ひとりに向けて書かれていません。

  • たくさんのメールアドレスに

  • 同じ文章を

  • 一斉に送っている

いわば、
駅前で配られるチラシと同じです。

チラシに、
あなたの名前は書いてありませんよね。

それと同じことが、
メールの中でも起きています。


丁寧に見えて、実はとても雑

「お客様」という言葉も、
一見すると丁寧です。

でもこれは、
誰にでも当てはまる言葉

名前を書けない代わりに、
使われているだけです。

だから詐欺メールは、

  • それっぽい

  • でもどこか大雑把

という印象になります。


ここで覚えておいてほしいこと

難しいことは覚えなくて大丈夫です。

名前で呼ばれていないメールは、
一度立ち止まる。

それだけで、
多くの詐欺は防げます。

次は、
実際に届いた詐欺メールの話をします。

 

実際に届いた詐欺メールの話

ある日、
Amazonを名乗るメールが届きました。

内容は、
「Prime会員の料金が未納になっている」
というもの。

金額は600円。
高すぎず、安すぎず、
いかにもありそうな金額です。

ここまで読むと、
少しだけ不安になります。


でも、すぐに違和感が出てきた

まず宛名を見ると、
そこに書かれていたのは
メールアドレスでした。

名前ではありません。

さらに考えてみると、
もう一つおかしな点があります。


そもそも、このメールアドレスで登録していない

私はAmazonを利用していますが、
このメールが届いたアドレスでは
Amazonに登録していません

それなのに、

  • Primeの未納

  • 利用停止の可能性

と言われても、
話が合いません。

正規のサービスであれば、
登録していないアドレスに
こうした通知は送りません。


違和感が重なると、答えは見えてくる

  • 名前で呼ばれていない

  • 登録していないアドレスに届く

この時点で、
かなり怪しいと分かります。

そして、
さらに決定的なポイントがありました。

 

さらにおかしかった点

そのメールには、
こんなことが書かれていました。

Prime会員の月額料金が未納です

これを見た瞬間、
正直こう思いました。

「はぁ?」


なぜなら、年払いだから

私はAmazon Prime
年払いで利用しています。

毎月支払っているわけではありません。
年に一度、まとめて支払っています。

それなのに、
「月額料金の未納」と言われても、
話が噛み合いません。


ここが、詐欺メールの限界

正規のサービスであれば、

  • 年払いか

  • 月払いか

  • 学生プランか

  • 家族会員か

といった利用状況を把握しています。

でも詐欺メールは違います。

  • とにかく有名な金額

  • とにかく分かりやすい言い方

誰にでも当てはまりそうな文章を
使うしかありません。

だから、

細かいところで必ずズレる。


「あれ?」が重なったら、それが答え

  • 名前で呼ばれない

  • 登録していないアドレスに届く

  • 支払い方法が合っていない

一つ一つは小さな違和感でも、
重なると答えははっきりします。

これは、
あなたの記憶の方が正しいというサインです。


次は、
「それでも不安な人」に向けて、
そもそも詐欺に狙われにくくする方法
紹介します。

 

不安な人は、そもそも狙われにくくする

ここまで読んで、

「理屈は分かったけど、
それでも不安になることがある」

という人もいると思います。

そういう場合は、
そもそも詐欺メールが届きにくくなる工夫
しておくのも一つの手です。


詐欺メールは、よく使われる宛先を狙う

詐欺メールは、
手当たり次第に送られているように見えて、
実はある程度「狙い」があります。

それは、

  • 使っている人が多い

  • 日本で一般的

なメールアドレスです。

たとえば、

  • Gmail

  • Yahooメール

  • iCloudメール

こういったアドレスは、
利用者が多い分、
詐欺メールの対象にもなりやすくなります。


登録用メールを分ける、という考え方

そこで有効なのが、
登録用のメールアドレスを分けるという方法です。

普段の連絡用とは別に、

  • ネットサービス登録専用

  • あまり使われていないドメイン

のメールアドレスを用意します。

日本では比較的マイナーなものとして、
@aol.com などがあります。


完璧ではないが、効果はある

もちろん、
これで詐欺メールがゼロになるわけではありません。

でも、

  • 届く数が減る

  • 本物の通知が見分けやすくなる

という効果はあります。

**「完全防御」ではなく、
「減らす工夫」**だと思ってください。


無理にやらなくても大丈夫

この対策は、
必ずやらなければいけないものではありません。

  • 名前を見る

  • 違和感に気づく

それができていれば、
十分に防げます。

「もう一段、安心したい人向け」
くらいの位置づけで考えてください。


次は、
「それでも迷ったらどうするか」
行動を一つに絞ってまとめます。

 

迷ったら、この行動だけ覚えてください

「これは本物かな?」
「詐欺かな?」

少しでも迷ったら、
メールの中のリンクは押さないでください。

これだけで大丈夫です。


正解は、公式から自分で確認すること

本当に問題がある場合、
正規のサービスであれば、

  • 公式アプリ

  • 公式サイト

に、必ず同じ内容が表示されます。

メールに書かれているリンクを使わなくても、
自分でアクセスすれば確認できます。


本物は、逃げ場を作ってくれる

正規のサービスは、
利用者に「逃げ道」を用意しています。

  • ログインして確認できる

  • サポートに問い合わせられる

一方で詐欺は、

  • 今すぐ

  • ここから

  • これしかない

という形で、
行動を一つに絞ってきます。


焦らせるメールほど、距離を取る

「至急」
「このままでは停止」

こう書かれているほど、
一歩引いてください。

急がせるのは、
考えさせたくないから
です。


ここまで守れれば、まず大丈夫

  • 名前を見る

  • 違和感を思い出す

  • リンクを押さない

この3つができていれば、
ほとんどの詐欺は防げます。


次は最後、
全体をまとめて、覚えてほしい一言で締めます。

 

まとめ:名前を呼ばれないメールは立ち止まる

詐欺メールは、
年々それっぽくなっています。

文章も丁寧で、
金額もリアルで、
見た目だけなら本物に見えることもあります。

でも、決定的な違いは変わりません。


覚えておいてほしいのは、これだけ

  • 正規のサービスは、あなたの名前を知っている

  • 詐欺メールは、メールアドレスしか知らない

だから、

名前で呼ばれていないメールは、
一度立ち止まってください。


自分の記憶を信じていい

  • このアドレスで登録したか

  • 年払いだったか

  • そんな連絡が来るはずがあるか

こうした記憶は、
意外と正確です。

焦らせる文章より、
あなたの記憶の方が信頼できます。


難しいことは忘れても大丈夫

セキュリティの知識や、
複雑な設定は必要ありません。

  • 名前を見る

  • 立ち止まる

  • 公式から確認する

これだけで十分です。


この記事が、
あなたや身近な人を
余計なトラブルから守る
きっかけになれば幸いです。


編集後記(成田ラボ的ひとこと)

詐欺を見抜くコツは、
新しい知識を増やすことじゃない。
当たり前を思い出すことだ。