1. なぜ770円のオープンイヤーを買ったのか

最近、耳を塞がないタイプのイヤホンが気になっていた。
理由はシンプルで、
自転車に乗るときに使える音の出るデバイスを探していたからだ。
カナル型イヤホンは音は良いが、
道交法の観点から自転車運転中は使えない。
そのため、選択肢からは最初から外れている。
ネックスピーカーという選択肢もあるが、
サイズ感や取り回しが少し気になる。
そんな中で見かけたのが、
ダイソーのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホン。
価格は 770円。
正直、音質に期待して買ったわけではない。
「耳を塞がない」という体験が、
この価格でどこまで実用になるのか。
それを確かめるための、完全に実験枠だ。
もしダメでも770円。
もし使えたら儲けもの。
そんな軽い気持ちで手に取った。
2. 製品概要と第一印象
今回購入したのは、
ダイソーで販売されている
オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン(型番:OpenBT001)。
価格は 770円(税込)。
いわゆる「試してみる枠」としては、これ以上ない価格帯だ。
外観や質感については、正直に言って価格相応。
高級感があるわけでも、作りが凝っているわけでもない。
ただし、
-
ちゃちすぎる
-
すぐ壊れそう
といった印象もない。
「とりあえず使ってみる」
という目的に対しては、十分成立している作りだ。
■ オープンイヤー型としての第一印象

装着して最初に感じたのは、
思ったより違和感が少ないということ。
耳に引っ掛けるタイプだが、
-
装着が面倒
-
位置が定まらない
といったことはなく、
自然に耳に収まる。
装着感そのものは軽く、
長時間つけていても邪魔になりにくい。
■ 価格を考えたうえでの評価
770円という価格を考えると、
完成度は想像より高い。
-
作りは最低限だが破綻はない
-
装着感も悪くない
-
「安かろう悪かろう」一辺倒ではない
音を聴く前の段階で、
「これはちゃんと検証できそうだ」
と思えたのは意外だった。
3. 音の第一印象(音質・音量)
まず結論から書くと、
ダイソーの製品としては音質はかなり良い方だと感じた。
オープンイヤー型というと、
低音が弱くスカスカな音を想像しがちだが、
このイヤホンはそういった印象はない。
低音は思ったよりもしっかり鳴っていて、
量感こそ控えめなものの、
不足していると感じることはなかった。
また、価格を考えると意外だったのが音の分離感だ。
-
すべての音が団子になる感じはない
-
ボーカルと伴奏がある程度分かれて聴こえる
音楽鑑賞用として勧めるほどではないが、
「ただ音が鳴っているだけ」というレベルではない。
■ 音量について
音量は十分に出る。
最大まで上げると、
普通に「うるさい」と感じるレベルで、
屋外用途でも音量不足に困ることはなさそうだ。
オープンイヤー型だから音が小さい、
という心配はしなくていい。
■ 音質のまとめ
-
低音は意外としっかり鳴る
-
スカスカ感はない
-
分離感も思ったより良好
770円という価格を考えれば、
正直、文句を言うのは違う。
この一言に尽きる。
4. 遅延について
ワイヤレスイヤホンで気になる点のひとつが遅延だが、
このダイソーのオープンイヤー型イヤホンについては、
そこまで大きな遅延は感じなかった。
もちろん、
有線イヤホンのように完全に遅延ゼロというわけではない。
ただし、
-
動画視聴
-
音声コンテンツ
-
ながら聴き
といった用途であれば、
違和感を覚える場面はほとんどなかった。
Bluetooth接続として見れば、
及第点と言っていいレベルだと思う。
音ゲーや、
シビアなタイミングが求められる用途には向かないが、
この価格帯を考えれば、
過度に気にする必要はないだろう。
5. 自転車で使ってみた
実際に、灯油を買いに行く際の移動でこのイヤホンを使ってみた。
結論から言うと、
自転車用途としては普通に使える。
■ 装着の安定性
走行中にズレることはなく、
段差や多少の振動があっても位置は安定していた。
-
付け直す必要はなし
-
走りながら気になることもない
770円のイヤホンとしては、
この安定感はかなり好印象だ。
■ 風切り音について
オープンイヤー型ということで、
風切り音が気になるかと思っていたが、
そこまで気になることはなかった。
走行中でも音が完全にかき消されることはなく、
実用上は問題ないレベル。
■ 周囲の音の聞こえ方
オープンイヤー型なので、
周囲の音はしっかり聞こえる。
-
車の音
-
歩行者の気配
-
環境音
これらを把握しながら使えるため、
安全面ではかなり安心感がある。
自転車用途という前提なら、
この点は大きなメリットだ。
■ 自転車用途としての評価
-
ズレない
-
風切り音が気にならない
-
周囲の音が聞こえる
「自転車で使えるか?」という問いに対しては、
YES と答えていい。
6. 装着感とフィット感
装着感については、
思ったよりもかなり良いというのが正直な感想だ。
耳に引っ掛けるオープンイヤー型だが、
-
装着に手間取ることはない
-
位置が定まらず気になる、ということもない
自然に耳に収まり、
付けていることを強く意識させられる感じはなかった。
■ 長時間使用について
軽量なこともあり、
しばらく付けていても不快感は出にくい。
-
圧迫感は少なめ
-
耳が痛くなる感じもない
-
「外したくなる」感覚が出にくい
ながら聴き用途で使うなら、
この装着感は十分合格点だと思う。
■ 装着感のまとめ
-
フィット感は良好
-
ズレにくい
-
自転車用途でも問題なし
音質以上に、
装着感の出来がこの製品の評価を底上げしている
と感じた。
7. 使えるシーン・使えないシーン
ここまで使ってみて、このイヤホンは
向いている場面がかなりはっきりしていると感じた。
■ 使えるシーン
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自転車
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周囲の音が聞こえる
-
ズレにくい
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風切り音も許容範囲
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-
軽い外出
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散歩
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ちょっとした買い物
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ながら聴き用途
-
-
作業用BGM
-
音楽に集中しすぎない用途
-
無音を避けたいとき
-
「安全を優先しつつ、音も欲しい」
そんな場面では、ちゃんと役に立つ。
■ 使えないシーン
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人混み
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音漏れは避けられない
-
周囲への配慮が必要
-
-
電車・公共交通機関
-
実用性は低い
-
静かな環境では不向き
-
-
音質重視の音楽鑑賞
-
じっくり聴く用途ではない
-
これは割り切るべきポイント
-
なんでもこなせるイヤホンではない。
だが、用途を限定すれば評価は一気に上がる。
8. 総合評価|770円としてはどうか
結論から言うと、
770円という価格を考えれば、十分すぎるほど「使える」イヤホンだと思う。
もちろん、
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音楽鑑賞向けではない
-
音漏れはある
-
高音質を求める製品ではない
そういった割り切りは必要だ。
だが、
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音量は十分
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低音も思ったよりしっかり鳴る
-
分離感も意外とある
-
遅延は及第点
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装着感が良く、自転車用途で問題なし
これらを踏まえると、
「耳を塞がない体験」を試すには、
これ以上ない入門機
と言っていい。
■ こんな人には向いている
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自転車で使えるイヤホンを探している
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耳を塞がないタイプが気になっている
-
とりあえず試してみたい
-
高価な製品をいきなり買うのは不安
■ 逆に向いていない人
-
音質最優先の人
-
電車や人混みで使いたい人
-
1台で何でもこなしたい人
📌 成田ラボ的・結論
770円でここまでできるなら、文句は言えない。
本格的な製品ではないが、
用途を限定すれば、ちゃんと役に立つ。
次は、
もう少しちゃんとしたオープンイヤー型として
nwm【耳スピ】も検証してみる予定だ。