narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

AIは併用すると、ちょうどいい

はじめに

「どのAIを使えばいいですか?」と聞かれるけど

最近よく、
「AIって結局どれを使えばいいんですか?」
と聞かれることが増えた。

正直に言うと、その質問には少し困ってしまう。

なぜなら、
**「これ一択です」**と答えられるAIは存在しないからだ。

ChatGPTが得意なこともあれば、
Google Geminiのほうが向いている場面もある。
音楽ならSuno AI、
イラストならStable Diffusion、
動画ならPixVerse。

全部、役割が違う。

それなのに、
「最強のAIはどれか」
「これだけ使えばOKなAIはどれか」
という話になりがちなのが、少し不思議だ。

成田ラボでは、AIを“選んで信じる”というより、
目的ごとに使い分けているだけだ。

メイン機とサブ機を持つような感覚に近い。
全部を1台で済ませようとしないほうが、
結果的に楽になる。

この記事では、
成田ラボが実際に使っているAIと、
「AIは併用したほうがちょうどいい」と思う理由を、
できるだけ肩肘張らずに書いていく。

AIに詳しくなくても大丈夫だ。
「全部使わなきゃいけない」なんて話もしない。

ただ、
AIは1人で戦わせるより、チームにしたほうが強い
という話をしたいだけである。

 

第1章

AIに“万能”を求めると、だいたいしんどくなる

AIを使い始めたばかりの頃ほど、
つい期待してしまう。

「これさえ使えば、全部できるんじゃないか」
「仕事も趣味も、全部任せられるんじゃないか」

だが、実際に触ってみるとすぐに気づく。

できることは多いが、
できないことも、ちゃんとある。

文章はうまいけど画像は苦手だったり、
画像は見えるけど文章は微妙だったり、
音楽は作れるけど細かい指示は通りにくかったり。

そのたびに
「思ったより使えない」
「期待外れだった」
と感じてしまう。

でもそれは、
AIがダメなのではなく、
人間側が“万能”を求めすぎているだけだ。

冷静に考えれば、
人間だって全員が万能なわけじゃない。

文章が得意な人もいれば、
絵が得意な人、
音楽が得意な人、
裏方が向いている人もいる。

AIも同じだ。

1つのAIに全部を背負わせるより、
「これはこのAIに任せよう」
と役割を分けたほうが、
ストレスは一気に減る。

成田ラボがAIを併用している理由は、
実はそれだけだ。

効率を追い求めた結果でも、
最新技術に振り回された結果でもない。

楽に続けるための選択として、
自然とそうなっただけである。

 

第2章

成田ラボで実際に使っているAIたち

成田ラボでは、
AIを「比較して勝ち負けを決める」ような使い方はしていない。

単純に、
用途ごとに向いているものを使っているだけだ。

ChatGPT Plus

文章を書くとき、考えを整理するときの相棒。

ブログの構成を考えたり、
言いたいことをそのまま投げて文章にしてもらったり、
一人だと行き詰まる部分を一緒に考えてもらったり。

「考える」「書く」という部分は、
今のところ一番相性がいい。

Google Gemini

画像を見る役。

スクリーンショットを投げて
「今これどうなってる?」と聞いたり、
画面の情報を整理してもらったり。

文章よりも、
目で見る情報の処理を任せている。

Suno AI

音楽担当。

気分転換用だったり、
Spotify用の曲を作ったり、
収益の柱として育つかもしれない存在。

文章や画像とは完全に別枠の、
一点突破型AIだ。

Stable Diffusion

イラスト生成担当。

Patreon用の素材を作ったり、
試行錯誤しながら「狙った絵」に近づけていく。

指示を出すのは人間側だが、
手を動かすのはAI。
共同作業に近い感覚がある。

PixVerse

動画生成の実験枠。

ブログやSNSで使えそうか試したり、
「ここまでできるのか」を探るための存在。

メイン戦力というより、
可能性を探るポジションだ。

 

第3章

AIは役割分担させたほうが、素直に強い

複数のAIを使っていると、
だんだんと分かってくることがある。

AI同士を比べて
「どっちが優秀か」を考えるより、
役割を分けたほうが圧倒的に楽だ。

文章を書くAIに、
無理に画像生成まで期待しない。
音楽を作るAIに、
細かい文章構成を任せようとしない。

それぞれが得意なところだけを任せれば、
不満はほとんど出てこない。

これはAIに限った話ではない。

仕事でも、趣味でも、
全部を一人でやろうとすると破綻する。
得意な人に任せたほうが、
結果は良くなる。

AIも、ただそれだけの話だ。

「このAIはここまでできる」
「ここから先は別のAIに任せる」

そう割り切れるようになると、
AIとの付き合い方は一気に軽くなる。

成田ラボでは、
AIを“主役”にしていない。

主役は人間で、
AIは補助だ。

判断するのは人間で、
実行を手伝うのがAI。

この関係が崩れない限り、
AIは頼れる存在であり続ける。

1つのAIに全部を背負わせるより、
複数のAIに少しずつ任せる。

そのほうが、
失敗も少ないし、
続けやすい。

 

第4章

ローカルLLMは「今はまだ」という選択

AIの話をしていると、
ときどき聞かれる。

「ローカルLLMは使ってないんですか?」
「自前で環境構築しないんですか?」

結論から言うと、
今のところ、やっていない。

理由は単純だ。

今使っているAI環境で、
大きな不満が出ていないから。

ChatGPTで文章は書けるし、
Geminiで画像は見られる。
音楽もイラストも動画も、
目的ごとにAIが揃っている。

わざわざ環境構築してまで
ローカルLLMを導入する“必然性”が、
今はまだない。

ただし、
ローカルLLMを否定しているわけでもない。

ネットワークが不安定な環境や、
データを外に出したくない用途では、
ローカルLLMが強力な選択肢になる。

必要になったら、
そのときに導入すればいい。

成田ラボでは、
AIは「最初から全部揃えるもの」ではなく、
必要に応じて足していくものだと考えている。

今はクラウドAI中心で問題ない。
将来、状況が変わったら
ローカルLLMを追加するかもしれない。

それだけの話だ。

使っていないからといって、
遅れているわけでも、
間違っているわけでもない。

**「今はまだ」**という判断も、
立派な選択である。

 

第5章

AIは道具であって、信仰対象じゃない

AIの話題を見ていると、
ときどき不思議な空気を感じることがある。

「このAIが最強」
「これ以外は使う意味がない」
「乗り遅れるな」

どこか、
宗教戦争に似た雰囲気だ。

でも、成田ラボのスタンスは単純だ。

AIは道具であって、信じるものではない。

iPhoneかAndroidか、
WindowsかMacか、
それと同じ話だ。

自分に合うなら使えばいいし、
合わなければ別のものを使えばいい。

それだけのことなのに、
「どれが正解か」を決めたがる人が多い。

AIは目的を達成するための手段だ。
主役ではない。

文章を書きたいなら文章が得意なAIを使う。
音楽を作りたいなら音楽のAIを使う。
画像や動画も同じ。

信仰のように一つに縛られると、
使いづらくなるだけだ。

成田ラボでは、
AIに期待しすぎない代わりに、
失望もしない。

できることは任せる。
できないことは無理にやらせない。

その距離感が、
長く付き合うにはちょうどいい。

 

第6章

人間がハブになると、AIは一気に使いやすくなる

複数のAIを併用していて思うのは、
結局いちばん大事なのは
どのAIを使うかではなく、誰が判断するかだということだ。

AIは提案してくれる。
文章も書くし、絵も描くし、音楽も作る。

でも、
「それを使うかどうか」
「どこを直すか」
「そもそも何を作りたいのか」

それを決めているのは、
全部人間だ。

成田ラボでは、
人間がハブになって、
AIに仕事を振っている感覚に近い。

文章はChatGPTへ。
画像の確認はGeminiへ。
音楽はSunoへ。
イラストはStable Diffusionへ。
動画はPixVerseへ。

同時に全部を使う必要はない。
必要なときに、必要なAIを呼ぶ。

この関係ができると、
AIは「脅威」でも「魔法」でもなく、
普通に頼れる道具になる。

AIに振り回されている感覚もないし、
AIに置いていかれる不安もない。

主導権は、ずっと人間側にある。

 

おわりに

AIは「選ぶもの」じゃない。「組み合わせるもの」だ

AI時代と言われて久しいが、
無理に最先端を追いかける必要はないと思っている。

全部を理解しなくてもいいし、
全部を使わなくてもいい。

大事なのは、
自分の目的に合うAIを、必要な分だけ使うことだ。

成田ラボでは、
AIを一強にしない。
でも、否定もしない。

使えるものは使うし、
不要なら使わない。

ローカルLLMも、
必要になったら導入すればいい。
今はまだ、そのタイミングじゃないだけだ。

AIは1人で戦わせるものじゃない。
チームにすると、ちょうどいい。

この記事が、
「どのAIを信じればいいか」ではなく、
「どう付き合えば楽か」を考える
きっかけになれば嬉しい。