1. なぜnwm【耳スピ】を選んだのか

最近、耳を塞がないタイプのオーディオ製品をいくつか試している。
理由は単純で、
**自転車に乗るときに使える「音の出るデバイス」**を探しているからだ。
カナル型イヤホンは、
道交法の観点から自転車運転中に使うことができない。
そのため、最初から選択肢には入っていない。
一方で、ネックスピーカーやオープンイヤー型イヤホンといった
「耳を塞がない」製品は、
安全面では魅力があるものの、
音や装着感、取り回しにクセがあるものも多い。
先にダイソーのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンを試してみて、
「この方向性自体はアリだな」と感じた。
ただ、もう少し音や使い勝手が安定した製品も気になってきた。
そこで選んだのが、
nwm【耳スピ】のオープンイヤー型・有線イヤホンだ。
-
オープンイヤー型
-
有線接続
-
耳を塞がない
-
バッテリーを気にしなくていい
この組み合わせは珍しく、
「生活用途としてどこまで実用になるのか」
を確かめてみたくなった。
今回は、
音楽鑑賞用ではなく、実際の生活の中でどう使えるか
という視点でレビューしていく。
2. 製品概要と第一印象
今回購入したのは、
nwm【耳スピ】オープンイヤー型の有線イヤホン。
購入場所は川越のクレアモールにあるノジマ。
価格は 税込3,700円前後だった。
nwmは、
「音漏れを抑えつつ、耳を塞がない」という思想を前面に出しているブランドで、
この【耳スピ】もそのコンセプトをそのまま形にした製品だ。
■ 外観と作りについて

見た目はかなりシンプル。
-
派手さはない
-
ガジェット感も控えめ
-
いかにも“道具”という印象
質感についても、高級感があるわけではないが、
安っぽさを強く感じることもない。
価格相応だが、雑に作られている感じはしない。
■ 有線・オープンイヤーという立ち位置
この製品の一番の特徴は、
-
オープンイヤー型
-
有線接続
という、少し珍しい組み合わせにある。
ワイヤレスが主流の今、
あえて有線にしていることで、
-
遅延を気にしなくていい
-
充電残量を気にしなくていい
-
接続が安定している
といったメリットがある。
一方で、
ケーブルの存在は当然あるため、
取り回しの好みは分かれるだろう。
■ 装着したときの第一印象
実際に装着してみて最初に感じたのは、
思ったよりも違和感が少ないということ。
耳に引っ掛けるオープンイヤー型だが、
-
装着に迷うことはない
-
位置が定まらず不安定、という感じもない
軽くて、
「付けていることを強く意識させない」装着感だ。
第一印象としては、
「これは日常使いできそうだな」
という感触だった。
3. 音の印象(耳元スピーカー感)
nwm【耳スピ】の音を一言で表すなら、
**「耳元に小さなスピーカーを置いている感覚」**に近い。
いわゆるカナル型イヤホンのように、
耳の中に音が直接流れ込んでくる感じではない。
音は少し前方、もしくは外側から聞こえてくる。
■ 低音について
オープンイヤー型ということで、
低音が弱いのでは?と思っていたが、
意外としっかり鳴っている。
ドンと沈み込むような低音ではないものの、
-
リズムは分かる
-
音楽がスカスカに感じることはない
「低音が足りなくて聴く気がしない」
という印象はなかった。
■ 全体の音のバランス
音の傾向としては、
-
派手さはない
-
解像度で魅せるタイプではない
-
音楽を主役にしすぎない
あくまで 生活の中で鳴っている音、
という立ち位置だ。
BGM用途や、
周囲の音と共存させたい場面では、
この距離感がちょうどいい。
■ 音質のまとめ
-
音楽鑑賞用としての迫力はない
-
だが、聴き取りづらいこともない
-
「ながら聴き」用途としては十分成立している
音で感動させる製品ではない。
でも、音が邪魔にならないという意味では、
よく考えられた音だと思う。
4. 音漏れと使える場所・使えない場所
nwm【耳スピ】はオープンイヤー型なので、
音漏れは前提として存在する。
これは欠点というより、
設計思想そのものだ。
■ 音漏れについて
音量を上げれば、
当然ながら周囲には音が聞こえる。
ただし、
-
爆音でダダ漏れする
-
数メートル先まで響く
といったレベルではない。
「近くに人がいれば、何か鳴っているのは分かる」
そのくらいの感覚だ。
音漏れを完全に防ぐタイプの製品ではない以上、
使う場所は選ぶ必要がある。
■ 使える場所
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自転車
-
周囲の音が聞こえる
-
音楽や音声も同時に把握できる
-
-
屋外の移動
-
散歩
-
徒歩での買い物
-
-
ながら聴き
-
作業中
-
家事のBGM
-
こうした場面では、
「音が外に開いている」ことが
そのままメリットになる。
■ 使えない場所
-
人混み
-
周囲への配慮が必要
-
-
電車・公共交通機関
-
静かな環境では不向き
-
-
集中して音楽を聴きたい場面
-
音楽鑑賞用途ではない
-
どこでも使える万能イヤホンではない。
だが、用途を選べば評価は一気に上がる。
■ この章のまとめ
nwm【耳スピ】は、
-
音漏れを許容できるか
-
使う場所を割り切れるか
この2点が合うかどうかで、
評価が大きく変わる製品だ。
5. 自転車で使ってみた
nwm【耳スピ】を購入した一番の理由が、
自転車で使えるかどうかだった。
実際に自転車に乗って使ってみた結論から言うと、
用途としてはかなり相性が良い。
■ 音量と聞こえ方
屋外での使用でも、
音量は不足を感じなかった。
-
走行中でも音はきちんと聞こえる
-
かといって、周囲の音が消えることはない
車の走行音や人の気配を把握しながら、
音楽や音声を「足す」感覚に近い。
自転車での安全性という点では、
安心感がある使い心地だ。
■ 風切り音について
走行中の風切り音についても、
特別気になることはなかった。
オープンイヤー型なので、
多少の環境音は入ってくるが、
それが不快に感じるレベルではない。
風の音にかき消されて
何も聞こえなくなる、ということはなかった。
■ 装着の安定性
自転車走行中でも、
イヤホンがズレたり、
付け直す必要が出ることはなかった。
-
振動があっても安定している
-
走りながら気になることがない
この点は、
有線であることも含めて、
実用性の高さにつながっていると感じた。
■ 自転車用途としての評価
-
周囲の音が聞こえる
-
音量は十分
-
風切り音が許容範囲
-
装着が安定している
「自転車で使えるか?」という問いに対しては、
迷わずYES と言っていい。
6. 装着感と取り回し
装着感については、
かなり良好という印象だ。
耳に引っ掛けるオープンイヤー型だが、
-
圧迫感は少ない
-
付けていて邪魔にならない
-
長時間でも気になりにくい
「耳を塞がない」設計が、そのまま快適さにつながっている。
■ フィット感について
装着時のフィット感は安定していて、
-
動いてもズレにくい
-
位置が決まらずストレスになることがない
自転車走行中でも問題なく使えたことから、
日常用途での安定性は十分だと感じた。
■ 有線であることのメリット
有線接続であることは、
今となっては少数派だが、
使ってみるとメリットもはっきりしている。
-
遅延を気にしなくていい
-
接続が安定している
-
充電やバッテリー残量を気にしなくていい
「今日は充電してなかった」という事故が起きないのは、
地味だが大きな利点だ。
■ 有線ならではの注意点
一方で、
-
ケーブルの存在感はある
-
取り回しは好みが分かれる
ポケットに入れて使う場合など、
ケーブルが気になる人もいるだろう。
とはいえ、
この製品の用途を考えれば、
大きなマイナスではない。
■ この章のまとめ
-
装着感は快適
-
フィット感も安定
-
有線の安心感がある
nwm【耳スピ】は、
「付けていて気にならない」ことを重視した作り
だと感じた。
7. 総合評価|どんな人向けか
nwm【耳スピ】を一通り使ってみて感じたのは、
目的がはっきりしている人ほど評価が上がる製品だということだ。
音楽鑑賞用のイヤホンとして見ると、
正直、物足りなさはある。
-
没入感はない
-
音の迫力で押してくるタイプではない
だが、そもそもこの製品は
そこを狙っていない。
■ 向いている人
-
自転車で使える音の出るデバイスを探している人
-
耳を塞がず、安全性を優先したい人
-
バッテリー管理が面倒な人
-
遅延や接続の不安定さを避けたい人
こういった条件に当てはまるなら、
nwm【耳スピ】はかなり良い選択肢になる。
■ 向いていない人
-
音質最優先で音楽を楽しみたい人
-
電車や人混みで使いたい人
-
1台で何でもこなしたい人
万能ではないが、
役割を割り切れば、ちゃんと仕事をする。
■ 価格に対する評価
価格は 約3,700円。
決して激安ではないが、
-
有線
-
オープンイヤー
-
安定した装着感
-
実用性の高さ
を考えると、
納得できる価格設定だと思う。
■ 成田ラボ的・結論
nwm【耳スピ】は、
音楽を聴くためのイヤホンではなく、
生活の中で音を足すための道具だ。
この割り切りを受け入れられるかどうかで、
評価は大きく変わる。
8. DAISOオープンイヤーとの立ち位置の違い(軽く)
直前に、ダイソーのオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンも使っているので、
ここでは簡単に立ち位置の違いだけ触れておく。
結論から言うと、
価格差なりの役割の違いは、はっきりある。
■ DAISOオープンイヤー(770円)
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とにかく安い
-
「耳を塞がない体験」を試すための入門機
-
音質・安定性は最低限
-
実験枠としては優秀
とりあえず試してみたい人向け。
■ nwm【耳スピ】(約3,700円)
-
有線で接続が安定している
-
装着感が良く、ズレにくい
-
音の聞こえ方が自然
-
自転車用途での安心感が高い
「実際に日常で使う」ことを前提にした製品。
■ どちらが上、ではなく「どちらが合うか」
音質や完成度だけを見れば、
nwm【耳スピ】の方が明らかに上だ。
ただし、
-
770円で十分だと感じる人
-
使用頻度が低い人
であれば、
DAISOの製品でも目的は果たせる。
重要なのは、用途と期待値を合わせること。
📌 まとめ
-
DAISOは「体験用」
-
nwmは「実用用」
この住み分けを理解して選べば、
どちらも悪い選択にはならない。
次は、
両者をもう少し踏み込んで比較した記事も書いてみたい。
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