導入
MSフレキは強い。
これはもう、
ミニ四駆界隈では定番レベルの話だと思う。
- 衝撃吸収能力が高い
- コースアウトしにくい
- 拡張性が異常に高い
上手く決まったMSフレキは、
正直かなり速い。
でも、
今からミニ四駆を始める初心者が、
いきなりMSフレキに行くべきか?
と聞かれると、
個人的には「NO」と答える。
じゃあ何を触るべきか。
自分なら、
まずMEシャーシを弄り倒せ。
そう言うと思う。
理由はシンプル。
MEシャーシは、
ミニ四駆の基礎を理解する教材として優秀だから。
- 駆動系
- 前後バンパー
- ローラー
- ステー
- 剛性
この辺りを理解するには、
MEシャーシくらい“素直”な方が分かりやすい。
MSフレキは、
そこから先の話。
カードゲームで例えるなら、
初心者がいきなり環境トップのデッキを握るようなもの。
確かに強い。
でも、
- なぜ勝ったのか
- なぜ負けたのか
- どこを調整すればいいのか
これが分からないまま終わる。
だったらまず、
基礎を理解できるシャーシを触った方がいい。
今回は、
- なぜMEシャーシが教材向きなのか
- その理解がどうMSフレキに繋がるのか
この辺りを整理してみたい。
1. なぜMEシャーシなのか
初心者が最初に触るシャーシとして、
個人的にかなり優秀だと思っているのがMEシャーシ。
理由はシンプル。
構造が分かりやすい。
MEシャーシは、
- ダブルシャフトモーター
- 一体型シャーシ
- 高い剛性
この辺りが特徴。
特に大きいのが、
駆動系が理解しやすいこと。
- モーター
- カウンターギア
- スパーギア
- 前後への駆動伝達
この流れが見やすい。
だから、
- どこでロスが出るのか
- どこを調整すると変わるのか
これがかなり分かりやすい。
例えば、
- カウンターギアのガタ取り
- グリス変更
- 軸受のベアリング化
こういう基本改造。
MEシャーシは、
変化がちゃんと出る。
つまり、
「何をやるとどう変わるか」が理解しやすい。
さらに、
前後バンパーの構造も分かりやすい。
- FRPステーを付ける
- ローラー位置を変える
- ブレーキを追加する
こういった改造を通して、
- ローラー角
- 幅
- 剛性
この辺りの意味も理解できる。
これがかなり大きい。
MSフレキって結局、
- ATスラダン
- 提灯
- アンカー
みたいなギミックだらけになる。
でもそれって、
基礎が分かってないと意味も分からない。
なぜスラダンが必要なのか。
なぜ提灯が動くのか。
なぜアンカーで安定するのか。
この「なぜ」を理解するには、
まず普通のシャーシで基礎を知る必要がある。
その教材として、
MEシャーシはかなり優秀。
速さだけなら、
もっと尖ったシャーシはある。
でも、
理解するためのシャーシとして見ると、
MEシャーシはかなり完成度が高い。
2. MEシャーシで学べること
MEシャーシを触っていると、
ミニ四駆の基礎がかなり見えてくる。
特に分かりやすいのが、
「パーツには全部意味がある」
ということ。
最初は、
- とりあえず速そう
- みんな付けてる
- 見た目がカッコいい
このくらいの理由でパーツを選びがち。
でも実際に走らせると、
役割が分からないとセッティングが成立しない。
駆動ロス
例えば駆動系。
- ギアのガタ
- 軸の抵抗
- グリスの違い
こういう細かい部分で、
走りが変わる。
ここを理解すると、
「モーターを強くする前に、まずロスを減らす」
という考え方が分かってくる。
マスダンパー
次にマスダンパー。
最初は、
「とりあえず付ける重り」
くらいの認識だったものが、
- 跳ねを抑える
- 着地を安定させる
- コースアウトを減らす
こういう役割を持っていると分かる。
ブレーキ
ブレーキも同じ。
- 強すぎると減速しすぎる
- 弱すぎると飛ぶ
つまり、
速度を落とすためじゃなく、
姿勢を作るためのパーツ。
これも走らせると理解できる。
ローラー角
さらにローラー。
- 角度を付ける理由
- 幅を広げる意味
- 径の違い
これも全部、
コース復帰や安定性に繋がっている。
剛性
そして剛性。
- FRP
- カーボン
- ステー構成
この辺りも、
固ければ強いわけじゃない。
- どこを補強するか
- なぜ補強するか
ここが大事。
これがMSフレキに繋がる
MSフレキって結局、
- ATスラダン
- 提灯
- アンカー
みたいな構造を組み合わせていく。
でもそれって、
基礎の応用。
例えばアンカー。
「なぜ着地が安定するのか」
これを理解するには、
まず通常バンパーで
- ジャンプ
- 着地
- コース復帰
この流れを理解している必要がある。
つまり、
MEシャーシで学んだことが、
そのままMSフレキの理解に繋がる。
だからこそ、
いきなりMSフレキじゃなく、
まずMEシャーシ。
この順番が綺麗なんだと思っている。
3. カードゲームで例えると
この話、
カードゲームで例えるとかなり分かりやすい。
MSフレキって、
環境トップクラスのデッキみたいなもの。
- 強い
- 結果も出ている
- 上手い人が使うと本当に勝てる
でも初心者がいきなり握ると、
大体こうなる。
- なぜ勝ったのか分からない
- なぜ負けたのかも分からない
- プレイミスしてることに気づけない
つまり、
「強いデッキを使う」と
「強く使える」は別。
MSフレキもかなり近い。
確かに速い。
でも、
- なぜ安定しているのか
- なぜ跳ねないのか
- なぜそのギミックが必要なのか
これを理解していないと、
ただ“強そうな形”を真似してるだけになる。
逆にMEシャーシは、
スターターデッキ兼教材。
- 駆動の意味
- ローラーの役割
- マスダンの効果
- ブレーキ調整
こういう基本を、
ちゃんと理解しながら覚えられる。
だからMEシャーシを触っていると、
- なぜATスラダンが必要なのか
- なぜ提灯が動くのか
- なぜアンカーで復帰するのか
この辺りも自然と理解できるようになる。
つまり、
基礎を理解してから環境トップへ行く。
この流れの方が、
結果的に遠回りしない。
MSフレキは確かに強い。
でも、
理解できていない状態だと、
ただ難しいだけのマシンになる。
だからこそ、
まずはMEシャーシ。
基礎を覚えて、
セッティングの意味を理解して、
その先にMSフレキがある。
個人的には、
この順番が一番綺麗だと思っている。
結論:最強を触る前に、まず基礎を理解しろ
MSフレキは強い。
- 衝撃吸収能力
- 拡張性
- 上振れ性能
どれを取っても、
トップクラスのポテンシャルを持っている。
でも、
強いマシンを使うことと、
強く使えることは別。
- なぜ速いのか
- なぜ安定するのか
- なぜそのギミックが必要なのか
これが分からないまま触ると、
- セッティングが迷子になる
- 調整の意味が分からない
- 結局“なんとなく”で組むことになる
だからこそ、
まずは基礎。
個人的には、
- 駆動系
- ローラー
- ブレーキ
- マスダンパー
- 剛性
この辺りを、
MEシャーシで理解してから
MSフレキへ進む方が綺麗だと思っている。
MEシャーシは、
最強のシャーシではない。
でも、
理解するためのシャーシとしては、
かなり優秀。
- 何をするとどう変わるのか
- どこでロスが出るのか
- なぜ安定するのか
これが見えやすい。
そしてその理解が、
- ATスラダン
- 提灯
- アンカー
- フレキ構造
こういったMSフレキ特有のギミックに、
そのまま繋がっていく。
最強を目指すのは悪くない。
でも、
最強を扱えるようになるには、
まず基礎が必要。
遠回りに見えても、
- 基礎を理解する
- セッティングを覚える
- 挙動を読めるようになる
この順番を踏んだ方が、
結果的には速くなる。
だから今から始めるなら、
まずMEシャーシ。
MSフレキは、
その先にある“応用編”くらいでちょうどいいと思っている。
