narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

自転車屋の生態その8 「前タチ」「リアタチ」って何の話?

導入

どんな技術職にも、独特の専門用語がある。

正式名称ではなく、現場用の短い言い方。
略語だったり、独特な読み方だったり。

自転車屋も例外じゃない。

気付けば普通に使っているけど、
外の人からすると「何それ?」みたいな言葉が結構ある。

 

自転車屋にも独特の言葉がある

自転車屋の会話は、慣れていないと結構分からない。

別に隠語とかではない。
単純に、作業効率のために短くなっていった結果だと思う。

長い言葉を毎回フルで言っていると大変だし、
現場だと短い方が伝わりやすい。

だから自然と、独特な略語や呼び方が増えていく。

 

10mmレンチは「トオミリ」

例えば、10mmレンチ。

普通に言えば「10ミリレンチ」なんだけど、
現場では大体「トオミリ」と呼ぶ。

「トオミリ取ってー」

みたいな感じだ。

もう誰も正式名称では呼ばない。

最初はちょっと違和感があるけど、
気付けば自分も普通に使っている。

 

タイヤチューブ交換は「タチ交」

もっと分かりやすいのが、「タチ交」だ。

タイヤチューブ交換。

これを略して「タチ交」と呼ぶ。

前輪なら「前タチ」。
後輪なら「リアタチ」。

最初に聞いた時は、「何の呪文だ?」と思った。

でも、慣れると逆に正式名称の方が長く感じる。

 

気付くと普通に使っている

こういう言葉って、不思議なもので自然と身に付く。

最初は意味が分からなくても、
毎日聞いているうちに普通に理解できるようになる。

そして気付けば、自分でも当たり前のように使っている。

多分、どの技術職でも同じなんだと思う。

 

外の人には通じない

ただ、当然ながら外ではあまり通じない。

普通に「前タチやっときます」なんて言っても、
大体「?」みたいな顔をされる。

でも、現場ではそれで通じる。

だから多分、こういう言葉はどこの業界にもあるんだろう。

 

自転車屋の生態としての結論

専門用語というと難しそうに聞こえるけど、
実際はもっと単純だ。

現場で使いやすいように、短くなっているだけ。

だから、自転車屋の専門用語も、
格好つけというより「作業効率」の結果なんだと思う。

 

まとめ

自転車屋には、自転車屋の言葉がある。

外から見ると分からないけど、
中では普通に通じている。

そして気付けば、自分も普通に使っている。

技術職あるある、というやつだ。