narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

知ってる景色のはずなのに、知らない街だった

昔住んでた場所の近くに用事があって、ついでに少し周囲を歩いてみた。
懐かしい気分になるのかなと思っていたけど、実際はちょっと違った。

確かこの辺にコンビニがあったよな、とか。
この道を真っ直ぐ行くと古いゲーム屋があったよな、とか。
頭の中には昔の景色が残っているのに、現実にあるのは全然別の街だった。

気づけば建物は建て替わり、知らないマンションが増え、妙に綺麗な道路になっている。
「あれ、ここ何だったっけ」と立ち止まる回数が思った以上に多かった。

別に廃れたとか、逆に発展しすぎたとか、そういう話ではない。
ただ、自分の記憶だけが昔のままで止まっていて、街の時間はちゃんと進み続けていたんだなっていう感覚。

なんというか、少しだけ浦島太郎みたいな気分になった。

 

あったはずの建物が消えている

一番驚くのは、「記憶の中では当たり前に存在していた場所」が普通に消えていることだった。

昔よく行っていた店。
待ち合わせ場所にしていた建物。
帰り道の途中にあった小さい本屋。
そういう“景色の一部”みたいな存在が、気づけば更地になっていたり、全然別の建物に変わっている。

「あー、ここ確か○○だったよな」

そんな独り言みたいなのが自然に出てくる。
でも周囲を見ても、当然ながら当時を知っている人なんて誰もいない。

特に不思議だったのが、“無くなった瞬間”を自分は知らないということだった。

気づいたら消えていた。
気づいたら街が更新されていた。

自分の中では昨日の続きみたいな感覚なのに、実際には何年も時間が流れていたんだなと、その時になって急に実感する。