前回の記事では、「長く乗る人」の共通点を書いた。
逆に、自転車屋として見ていて、
「これは長持ちしにくいかもな……」
と思う人にも、ある程度共通点がある。
もちろん、悪気があるわけじゃない。
仕事や家事で忙しかったり、つい後回しになったり。
でも、その小さな積み重ねが、数年後の自転車の状態に結構影響する。
購入後3ヶ月点検に来ない
購入してしばらくすると、ワイヤーの初期伸びや各部の馴染みが出てくる。
だから、購入後3ヶ月点検は意外と大事だ。
ブレーキや変速の微調整だけで済むことも多い。
ただ、
「特に問題ないし、まぁいいか」
となって、そのまま来ない人も少なくない。
もちろん、それですぐ壊れるわけじゃない。
でも、ちょっとした違和感を放置した結果、後々大きな調整や修理につながることもある。
毎年の点検をしない
自転車は、乗っていれば少しずつ消耗していく。
タイヤ、ブレーキ、チェーン、ワイヤー。
毎日少しずつだから、乗っている本人は気付きにくい。
だからこそ、年に一度くらいは点検してもらえると安心だ。
「まだ乗れるから大丈夫」
その感覚は分かる。
でも、その"まだ大丈夫"が積み重なると、思った以上に傷みが進んでいることもある。
壊れても放置する
異音がする。
ブレーキの効きが悪い。
変速の調子がおかしい。
本当は、このタイミングで相談してもらえるのが一番いい。
ただ、
「そのうち持っていこう」
「まだ乗れるし」
で、そのままになってしまうこともある。
すると、小さな不具合だったはずが、別の部品まで傷めてしまうこともある。
結果として、修理代も時間も余計にかかってしまう。
「まだ大丈夫」を引っ張りすぎない
以前の記事でも書いたけれど、
「まだ乗れる」と「安全に乗れる」は別だ。
限界まで使い切るのが悪いわけではない。
ただ、ほんの少し早めに対応するだけで、防げるトラブルは結構多い。
自転車は、我慢大会をする乗り物ではない。
自転車屋の生態としての結論
長持ちしにくい人といっても、特別なことをしているわけではない。
点検を後回しにしたり。
違和感を見て見ぬふりしたり。
誰でもやってしまいそうなことばかりだ。
だからこそ、少しだけ気にかけることが大事なんだと思う。
まとめ
購入後3ヶ月点検。
年に一度の点検。
そして、何か変だと思った時に相談すること。
実は、それだけで自転車の寿命は結構変わる。
特別な知識は必要ない。
「ちょっと気にする」。
自転車を長持ちさせるコツって、案外それくらいなのかもしれない。