narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

電動アシスト自転車に慣れると、普通の自転車には戻れないかもしれない

電動アシスト自転車って実際どうなの?

自転車屋で働いていると、電動アシスト自転車に乗る機会がちょこちょこある。

修理や点検で試乗したり、お客さんの自転車を移動させたり。普段は普通の自転車に乗っている自分でも、電動アシスト自転車に乗ることは珍しくない。

そこで毎回思うことがある。

「これ、めちゃくちゃ楽だな……」

ということだ。

正直な話、自分も最初は

「まぁ、ちょっと楽になるくらいでしょ?」

くらいに思っていた。

でも実際に乗ってみると、その印象はかなり変わった。

漕ぎ出しは軽いし、坂道もスイスイ登っていく。荷物を積んでいても、それほど苦にならない。

特に普段から自転車を使っている人ほど、その違いは実感しやすいと思う。


だからこそ、電動アシスト自転車がここまで普及した理由もよく分かる。

  • 子どもの送り迎えをする人
  • 通勤や通学で使う人
  • 坂道の多い地域に住んでいる人
  • 体力に不安が出てきた人

こういった人たちにとっては、「便利な自転車」ではなく、

👉 生活を支えてくれる移動手段

と言ってもいいくらいだ。


もちろん、後で触れるようにデメリットもある。

車体価格は高いし、バッテリーのことも考えなければならない。

それでも、自転車屋として色々な自転車を触ってきた立場から言うと、

「なんでこんなに売れるのか、乗れば分かる。」

これが正直な感想だ。


そして、もうひとつ思うことがある。

一度この快適さに慣れると、普通の自転車には戻れなくなる人がいるのも納得できる。

次は、実際にどんな場面で「もう普通の自転車には戻れない」と感じるのかについて、自転車屋目線で話してみよう。

 

一度慣れると普通の自転車には戻れない

電動アシスト自転車の一番の魅力は何かと聞かれたら、

個人的には、

👉 「漕ぎ出しの楽さ」

だと思う。

信号待ちからの発進。

荷物を積んだ状態でのスタート。

子どもを乗せた状態での発進。

普通の自転車だと「よいしょ」と踏み込む場面でも、電動アシスト自転車ならスッと前に出てくれる。

この差は想像以上に大きい。


そして、やっぱり強いのが坂道だ。

普段なら、

「うわ、この坂か……」

と気合いを入れるような場所でも、

電動アシスト自転車だと、

「あれ?もう終わり?」

くらいの感覚で登れてしまう。

もちろん全く力を使わないわけではない。

でも、必要な力をグッと減らしてくれる。

だから坂の多い地域では、本当にありがたい存在だと思う。


さらに、向かい風にも強い。

自転車に乗る人なら分かると思うけど、坂道より嫌なのが向かい風だったりする。

頑張って漕いでも進まない。

特に買い物帰りや仕事帰りなんかだと、結構しんどい。

でも電動アシスト自転車なら、その負担もかなり軽減される。


仕事柄、普通の自転車も電動アシスト自転車も両方乗ることがあるけど、

正直、

「これ、毎日使ってたら普通の自転車には戻れない人がいるのも分かるな……」

と思うことは多い。

特に、

  • 子どもの送り迎えをしている人
  • 毎日通勤で使う人
  • 坂道が多い地域の人
  • 年齢とともに体力の衰えを感じ始めた人

このあたりの人には、電動アシスト自転車の恩恵はかなり大きいと思う。


もちろん、万能というわけではない。

便利だからこそ、

👉 価格が高い

👉 バッテリー管理が必要

👉 車体も重い

といったデメリットもある。

だから、「とりあえず電動アシストを買えば正解」というわけではない。

ただ、

一度この快適さを知ってしまうと、普通の自転車に戻れなくなる。

これは決して大げさな話ではないと思っている。

 

電動アシスト自転車にもデメリットはある

ここまで読むと、

「電動アシスト自転車って最高じゃん!」

と思うかもしれない。

実際、自転車屋としてもかなり便利だと思っている。

ただ、もちろんデメリットもある。


まずは価格

一番分かりやすいのが、本体価格だ。

一般的なママチャリなら3万円前後から買えることもあるけど、電動アシスト自転車になると、

  • 10万円台
  • 15万円前後
  • 子ども乗せモデルなら20万円近く

ということも珍しくない。

初めて値札を見た人は、

「自転車ってこんなに高いの!?」

と驚くことも多い。


バッテリーにも寿命がある

そして忘れちゃいけないのがバッテリーだ。

スマホのバッテリーと同じように、充電池には寿命がある。

使い方にもよるけど、数年使っていると徐々に持ちが悪くなってくる。

その時はバッテリー交換が必要になることもある。

もちろん交換できるのはメリットでもあるんだけど、

「バッテリーも消耗品なんだな」

というのは頭に入れておいた方がいい。


車体はやっぱり重い

電動アシスト自転車はモーターとバッテリーを積んでいる。

その分、普通の自転車と比べるとかなり重い。

駐輪場で持ち上げたり、

  • 階段で運ぶ
  • 車に積み込む
  • 狭い場所で取り回す

こういう場面では、

「重っ!」

となることもある。

アシスト中は気にならなくても、押し歩きになると重量を実感しやすい。


修理代も少し高め

当然だけど、部品点数が増える分、修理代も普通の自転車より高くなる傾向がある。

モーターや電装系そのものが壊れることはそこまで多くない印象だけど、

  • 専用品が多い
  • 部品代が高い
  • 作業も特殊になる

といった理由で、一般的なママチャリより費用が掛かることもある。


だから個人的には、

「楽なのは間違いない。でも万能ではない。」

と思っている。

価格も高いし、維持費もゼロではない。

ただ、それを差し引いても、

「この快適さなら納得できる」

と思わせる魅力があるのも事実だ。

だからこそ、もし購入を考えているなら、

👉 安さだけで飛びつくのではなく、

👉 自分の使い方に合っているかを考えることが大切だと思う。

 

買うなら正規代理店をおすすめする理由

ここは自転車屋として、結構強く伝えたい部分だ。

もし電動アシスト自転車を買うなら、

👉 できれば正規代理店や街の自転車屋で買ってほしい。

これが正直なところ。


最近は、

  • Amazon
  • 楽天市場
  • ネット通販

などで、かなり安い電動アシスト自転車を見かけることも増えた。

価格だけを見ると、

「こっちの方が安いじゃん!」

となる気持ちも分かる。

実際、数万円単位で安いこともある。


ただ、自転車屋の立場からすると、

「本当にそれ、日本の基準を満たしてる?」

という不安もある。

もちろん、ネット通販が全部ダメというわけではない。

国内メーカーの正規販売品を取り扱っているショップもある。

でも、中には詳細がよく分からない海外製品や、基準への適合状況が曖昧な製品も存在する。


電動アシスト自転車は、日本では法律によって基準が決められている。

例えば、

  • 時速24kmを超えるとアシストしない
  • 一定のアシスト比率を守る
  • 人力を補助する構造になっている

といった条件を満たして、初めて「電動アシスト自転車」として扱われる。

これらを満たさない場合、

👉 原付などの車両として扱われる可能性がある。

その場合は、

  • 運転免許
  • ナンバープレート
  • 保安部品
  • 自賠責保険

などが必要になってくる。

「自転車だと思って買ったのに、実はそうじゃなかった」というのは、かなり面倒な話だ。


それに、購入後のこともある。

正規代理店や自転車屋で購入すれば、

  • 防犯登録
  • 初期点検
  • 修理相談
  • 部品の取り寄せ
  • アフターサポート

などを受けられることが多い。

何かあった時に、

「買ったお店に相談できる」

という安心感は意外と大きい。


もちろん、ネット通販そのものを否定するつもりはない。

ただ、

便利で高価な乗り物だからこそ、買う場所も含めて慎重に選んでほしい。

というのが、自転車屋としての本音だ。

「安かったから」という理由だけで飛びつくよりも、

👉 安心して長く乗れる一台を選ぶ。

電動アシスト自転車は、そのくらいじっくり選ぶ価値のある乗り物だと思う。

 

法律上の注意点も知っておきたい

電動アシスト自転車を選ぶ上で、意外と知られていないのが法律の話だ。

正直、自転車屋としてはここも結構大事だと思っている。


まず、日本で「電動アシスト自転車」として公道を走るためには、法律で定められた基準を満たしている必要がある。

その中でも有名なのが、

👉 時速24km/hを超えるとアシストが停止すること。

というルールだ。


たまに、

「海外製の方が速いらしい」

「もっとアシストしてくれるモデルがあるらしい」

なんて話を聞くこともある。

でも、日本では24km/hを超えてもアシストし続けるような車両は、一般的な電動アシスト自転車としては扱われない。


さらに、アシストの強さにも基準がある。

簡単に言えば、

  • 発進時は強めに補助する
  • 速度が上がるにつれて補助を弱める
  • 最終的には24km/hでアシストを終了する

という仕組みになっている。

だから、日本の電動アシスト自転車は、

「どこまでも勝手に進む乗り物」

ではなく、

👉 あくまでも人が漕ぐ力を補助する乗り物

なんだ。


もし、この基準を満たしていない車両だった場合はどうなるのか。

その場合は、

👉 原付バイクなどの扱いになる可能性がある。

つまり、

  • 運転免許証
  • ナンバープレート
  • 保安部品(ライト・ミラーなど)
  • 自賠責保険
  • ヘルメット着用義務

といったものが必要になってくる。


だから、

「電動アシスト自転車だと思って買ったのに、実は違いました」

では済まされないこともある。

特に最近はネット通販で様々な製品が簡単に買える時代だからこそ、

👉 日本の基準に適合した製品なのか。

ここはしっかり確認してほしい。


便利だからこそ、ルールの範囲内で安心して使う。

これが、電動アシスト自転車と長く付き合っていくために大切なことだと思う。

 

だからこそ自転車屋で買った方が安心

ここまで読むと、

「じゃあ結局、どこで買えばいいの?」

という話になると思う。

個人的には、

👉 電動アシスト自転車は自転車屋や正規代理店で買うのがおすすめ。

これが結論だ。


もちろん、今の時代はネット通販でも何でも買える。

価格だけを見れば、

「こっちの方が安いじゃん」

と思うこともある。

実際、数万円単位で差が出ることも珍しくない。

でも、電動アシスト自転車って、

👉 買って終わりじゃない。

ここが普通の家電とは少し違うところだ。


例えば、自転車屋で購入すれば、

  • 防犯登録
  • 初期点検
  • 空気圧のチェック
  • 修理相談
  • 部品の取り寄せ
  • バッテリーに関する相談

など、購入後のサポートを受けられることが多い。

特に電動アシスト自転車は価格も高いから、

「何かあった時に相談できる場所がある」

という安心感は意外と大きい。


また、国内メーカーなら、

  • バッテリーの供給
  • 専用部品の入手
  • 修理体制

もしっかりしていることが多い。

逆に、格安の海外製品だと、

「部品が手に入らない」

「修理できるお店が見つからない」

なんてこともある。


仕事柄、色々な自転車を見るけれど、

正直なところ、

「安かったから買ったけど、結局困ってしまった」

というケースもゼロではない。

だからこそ、

「どこで買うか」

も含めて、自転車選びなんだと思う。


もちろん、自転車屋だから自転車屋を勧めている部分もある(笑)。

でも、電動アシスト自転車に関しては、

高価で、長く付き合う乗り物だからこそ、アフターサポートまで含めて選んでほしい。

というのが本音だ。

 

 

まとめ:便利だからこそ、ちゃんと選びたい

正直なところ、電動アシスト自転車は本当に便利だ。

漕ぎ出しは軽いし、坂道も楽。荷物があっても苦になりにくい。

一度この快適さに慣れると、

「もう普通の自転車には戻れない……」

という人がいるのも納得できる。


ただ、その一方で、

  • 本体価格は高め
  • バッテリーにも寿命がある
  • 車体は重い
  • 法律上の基準もある

といった注意点も存在する。


だからこそ、

「安いから」

だけで選ぶのではなく、

👉 ちゃんとした製品を、ちゃんとしたお店で買う。

これが大切なんだと思う。


便利だからこそ、安心して長く使える一台を選ぶ。

電動アシスト自転車は、単なる「楽をするための自転車」ではなく、

👉 毎日の生活を支えてくれる移動手段。

だからこそ、少し慎重なくらいがちょうどいいのかもしれない。