narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

ミニ四駆をやっている人なら分かるあるある10選

ミニ四駆って、面白い趣味だと思う。


速さを追求したり、

セッティングを考えたり、

コースに合わせて改造したり。


一見すると、

かなり真面目なホビーに見える。


でも、その一方で、

ミニ四駆をやっている人なら思わず

「あるある……」

と言ってしまうような出来事も多い。


例えば、

「今日はローラーだけ買うつもりだったのに、なぜかGUPが増えている。」

とか。


「さっきまで机の上にあった520ベアリングが消えた。」

とか。


「これで完成!」

と言った翌週に、

また別のパーツを注文している。


思い返してみると、

ミニ四駆って速さを競うホビーでありながら、

妙に人間くさい部分も多い。


そして不思議なことに、

こういう体験はだいたいみんな同じだったりする。


今回はそんな、

ミニ四駆をやっている人なら分かる"あるある"

をまとめてみようと思う。


きっと一つくらいは、

「それ、私もやったことある……」

というものがあるはずだ。

 

1. 「今日はこれだけ買う」が信用できない

模型店へ行く前。


今日はこれだけ。

本当にこれだけ。


例えば、

  • ローラー1セット

  • ライトダッシュモーター

  • FRPステー1枚

そのくらいの予定だった。


なのに、

気付いたらカゴの中には、

  • マスダンパー

  • ローフリクションタイヤ

  • 520ベアリング

  • 予備のビス

なんかが増えている。


そしてレジの前で思う。


「……なんで増えた?」


しかも厄介なのが、

1個1個は数百円なこと。


だから、

「まぁいいか。」

が発動する。


これが危ない。


さらに、

限定品なんか見つけてしまった日には最悪だ。


「次いつ買えるか分からないし……」

「とりあえず1個……いや、予備で2個……」


気付けば当初の予定なんて消えている。


そして帰宅後、

レシートを見て少しだけ反省する。


でも、

次に模型店へ行った時にはまた同じことをやる。


ミニ四駆をやっている人なら、

一度くらいは経験があるんじゃないだろうか。


「今日はこれだけ買う。」


この言葉、

ミニ四駆界隈ではあまり信用できない気がする。

 

2. ビスが飛んで消える

ミニ四駆をやっていると、

なぜか定期的に起こる事件がある。


ビスが消える。


しかも、

普通に無くなるんじゃない。


確かに今、

手に持っていた。


机の上に置いた。


そして次の瞬間、

無い。


どこを見ても無い。


床を探す。


椅子の下を見る。


服の上を見る。


それでも無い。


まるで異世界に転移したかのように、

跡形もなく消えている。


しかも厄介なのが、

長いビスほどよく飛ぶ。


2mmキャップスクリューなんて、

ピンッと飛んだ瞬間に終わりだ。


さらに、

ようやく諦めて新しいビスを出した頃に、

机の隅からひょっこり出てくる。


「あ、お前そこにいたのか……」


ミニ四駆あるあるである。


そして人は学習する。


「予備は多めに買っておこう。」


結果として、

なぜかビスだけ大量にストックされていく。


でも、

次のビスもまた消える。


なぜなのか。


これはたぶん、

ミニ四駆界最大の謎の一つだと思う。

 

3. 520ベアリングが行方不明になる

ビスが消える。

これはまだ分かる。

転がるし、小さいし、飛んでいく。


でも、

本当に厄介なのはこっちだ。


520ベアリング。


あれは危険。


とにかく小さい。


しかも、

黒い机の上でも、

白い机の上でも、

なぜか見失う。


「さっきここに置いたよな?」


確かに置いた。


でも無い。


どこを探しても無い。


そして数分後、

机の端っこや工具箱の隙間から発見される。


あるいは、

本当に見つからない。


だからミニ四駆をやっている人の家には、

たぶん予備の520ベアリングがある。


いや、

予備というより、

"消える前提の在庫"

と言った方が正しいかもしれない。


しかも、

いざ必要になった時に限って見つからない。


「確か3袋くらい買ったはずなんだけど……」


そして模型店へ行く。


また買う。


帰宅後、

前に買った未開封の520ベアリングが出てくる。


ここまでがセット。


ミニ四駆をやっていると、

なぜか520ベアリングだけは増えていく。


そして、

それでも足りない気がする。


不思議なパーツである。

 

4. 「これで完成!」の翌週に改造している

ミニ四駆をやっていると、

たまにこういう瞬間がある。


「よし、完成!」


  • ローラーも付けた。

  • タイヤも決まった。

  • セッティングも満足。


完璧。

これ以上触るところはない。


……はずだった。


でも数日後。


YouTubeを見る。


SNSを見る。


模型店へ行く。


すると、

急に思い始める。


「このローラー、変えてみようかな……」

「やっぱりギア比を変えた方が……」

「ここにマスダンを追加したら面白そう……」


そして気付く。


またバラしている。


さっき完成したはずなのに。


しかも厄介なのが、

改造している時間がめちゃくちゃ楽しいこと。


だから、

完成したという事実そのものが、

あまり意味を持たない。


ミニ四駆には、

ゲームのエンディングみたいな

「これで終わり」

が存在しない。


あるのは、

「今はここで一区切り」

だけ。


そして、

次のアイデアが浮かんだ瞬間に、

また工具箱を開いている。


だからミニ四駆って、

完成品を作る趣味というより、

ずっと未完成を楽しむ趣味

なのかもしれない。


「これで完成!」


この言葉。


ミニ四駆界隈では、

あまり信用してはいけない気がする。

 

5. とりあえずカーボンが欲しくなる

ミニ四駆を始めたばかりの頃。


FRPで十分だった。


いや、むしろFRPでも十分速い。


でも、ある時から気になり始める。


カーボン。


模型店の棚に並んでいる、

あの黒いパーツ。


なんだか強そう。


なんだか速そう。


なんだか上級者っぽい。


そして、

理由はよく分からないけど欲しくなる。


もちろん、

カーボンにはちゃんとメリットがある。


  • 剛性が高い

  • 軽い

  • 見た目が格好いい


だから人気があるのも分かる。


でも、

正直に言うと、

最初の1枚って

「必要だから」より「なんか欲しいから」

で買う人も多い気がする。


そして1枚買う。


すると今度は、

フロントだけだと寂しく感じる。


リアも欲しくなる。


さらに限定品なんか見つけてしまう。


「ジャパンカップ限定か……。」

「予備で買っておこうかな……。」


そして、

気付いたらカーボンが増えている。


ミニ四駆をやっている人なら、

一度は経験があるんじゃないだろうか。


とりあえずカーボンが欲しくなる時期。


これはたぶん、

ミニ四駆を通る上で避けられないイベントなんだと思う。

 

6. 限定品を見ると確保したくなる

ミニ四駆をやっていると、

ある言葉にとても弱くなる。


「限定」


この二文字は危険だ。


例えば、

  • ジャパンカップ限定

  • イベント限定

  • 特別企画商品

  • 限定カラー


この辺りを見ると、

急にソワソワし始める。


「今買わないと次はいつだろう……。」


「再販あるのかな……。」


「とりあえず1個確保しておくか。」


そして、

気付けばレジに並んでいる。


さらに厄介なのが、

本当に再販されないことがある。


だから、

「とりあえず確保」は、

ある意味で正解でもある。


でも、

その結果として、

  • 未組み立ての限定キット

  • 使う予定のない限定パーツ

  • 予備の予備

なんかが増えていく。


いわゆる、

積みキット・積みGUP問題。


もちろん、

持っているだけで満足することもある。


箱を眺めて、

「いつか作ろう。」

と思う。


そして数ヶ月後、

まだ箱のままだったりする。


でも、

それもまたミニ四駆の楽しみ方の一つなのかもしれない。


なぜなら、

限定品って、

性能だけじゃない。


"手に入れた"という満足感

も含めて楽しむものだから。


だから模型店で限定品を見つけると、

つい確保したくなる。


そして帰宅後、

少しだけ思う。


「……これ、いつ組むんだろう。」


ミニ四駆あるあるである。

 

7. 実際に走らせている時間より、考えている時間の方が長い

これ、意外と共感してくれる人が多い気がする。


ミニ四駆って、

「走らせるホビー」ではある。


でも実際には、

走らせている時間よりも、

考えている時間の方が長い。


  • 次はどのローラーにしよう。

  • ギア比はどうしよう。

  • このタイヤの組み合わせ面白そう。

  • アンカーを試してみたい。


そんなことを考えている時間が、

妙に楽しい。


しかも厄介なのが、

コースが手元になくても楽しめてしまうこと。


模型店でパーツを眺めたり、

YouTubeでレース動画を見たり、

SNSでセッティングを調べたり。


それだけで、

頭の中ではもう次のマシンが組み上がっている。


実際、

私も最近は、

MEシャーシを組んだり、

MSフレキを眺めたりしている時間の方が長い。


走らせる場所が近くになくても、

なぜか楽しい。


たぶんミニ四駆って、

「走る前」が一番楽しい趣味なのかもしれない。


仮説を立てて、

「これで速くなるんじゃないか」

と考える。


そして、

その答え合わせをするためにコースへ行く。


だから、

走らせる時間はゴールじゃない。


むしろ、

考える時間の延長線上にあるイベントみたいなものだ。


ミニ四駆をやっていると、

いつの間にか、

走らせる趣味というより、考える趣味になっている。


これもまた、

ミニ四駆あるあるなんじゃないだろうか。

 

8. YouTubeを見ると急にパーツが欲しくなる

これは本当に危険。


何気なくYouTubeを開く。


「ちょっとレース動画でも見ようかな。」


そのくらいの軽い気持ちだった。


でも気付く。


「そのローラー、良さそうだな……。」


「このギミック面白いな……。」


「そのタイヤ、試してみたい……。」


そして数分後には、

模型店の営業時間を調べている。


あるいは、

通販サイトのカートにパーツが入っている。


完全に罠である。


しかも動画って、

実際に走っているところが見える。


だから、

「自分のマシンでもやってみたい。」

と思ってしまう。


これが危ない。


さらに、

セッティング解説動画なんか見始めると止まらない。


  • 一軸アンカー

  • ATスラダン

  • 提灯

  • MSフレキ


最初は興味本位だったはずなのに、

いつの間にか真剣に見ている。


そして最後には、


「……よし、今度試してみよう。」


となる。


ミニ四駆って、

パーツを買う理由が本当にたくさんある。


そしてYouTubeは、

その理由を次々と増やしてくる。


昔は、

雑誌や友達から情報を得ていた。


今は、

スマホ一台で全国のセッティングが見られる。


便利な時代になった。


でもその代わり、

物欲との戦いは昔より激しくなった気がする。


ミニ四駆をやっていると、

YouTubeは最高の教材であり、

同時に最強の誘惑でもあるんだと思う。

 

9. 自分のセッティング理論を語り始める

ミニ四駆を始めた頃は、

とりあえず真似をする。


  • このローラーが良いらしい。

  • このモーターが速いらしい。

  • このギミックが強いらしい。


まずは情報を集める。


でもしばらくすると、

少しずつ変わってくる。


「自分ならこうするかな。」


この考えが出始める。


例えば、

  • ギア比は3.7:1派。

  • フロントはローフリクション派。

  • リアはスーパーハード派。

  • ローラーは13mmが好き。


こんな感じで、

少しずつ自分の好みができてくる。


そして気付く。


めちゃくちゃ語るようになる。


模型店でも。


SNSでも。


友達との会話でも。


「いや、このセッティングには理由があって……」


と話し始める。


もちろん、

人によって正解は違う。


でも、

それが面白い。


同じコースでも、

人によって考え方が全然違う。


だから、

他の人のマシンを見るのも楽しい。


「なるほど、その考え方か。」


「自分ならこうするかな。」


そんなことを考え始める。


そして気付けば、

ミニ四駆を走らせている時間より、

セッティングについて語っている時間の方が長かったりする。


ミニ四駆って、

速さを競うホビーなんだけど、

同時に

"自分の理論を作るホビー"

でもある気がする。


だからみんな、

少しずつミニ四駆博士になっていく。


これもまた、

ミニ四駆あるあるなんじゃないだろうか。

 

10. 結局また模型店へ行く

そして、全てのあるあるはここに繋がる。


  • ビスが消えた。

  • 520ベアリングが足りない。

  • YouTubeを見て新しいパーツが欲しくなった。

  • 限定品が気になる。

  • 新しいセッティングを試したい。


その結果、


「ちょっと模型店行ってくるか。」


となる。


もちろん最初は、

本当に"ちょっと"のつもりだ。


ビスだけ。

ローラーだけ。

足りないパーツを1個だけ。


でも、

それで終わった試しがない。


パーツ棚を眺めているうちに、

「あ、このGUP面白そう。」

「そういえばこれも欲しかった。」

「限定品まだ残ってるじゃん。」


気付けば、

またレジへ向かっている。


そして帰宅後、

袋の中身を机に並べて少し満足する。


でもその数日後。


YouTubeを見る。


新しいセッティングを知る。


またパーツが欲しくなる。


そして、


「ちょっと模型店行ってくるか。」


1に戻る。


たぶん、

ミニ四駆ってこういう趣味なんだと思う。


速さを追求する。

改造を楽しむ。

レースを楽しむ。


もちろんそれもある。


でも同時に、

  • パーツを眺める。

  • 次を考える。

  • 少しずつ集める。


そんな時間も全部含めて楽しい。


だから気付けば、

また模型店へ行っている。


これが、

ミニ四駆という沼の入り口であり、

終わらないループなのかもしれない。

 

結論:みんな違うマシンを作っているのに、なぜか同じことをしている

今回、ミニ四駆のあるあるを挙げてみた。


  • 「今日はこれだけ買う」が信用できない。

  • ビスや520ベアリングが消える。

  • 「これで完成!」と言いながらまた改造する。

  • YouTubeを見て急にパーツが欲しくなる。

  • 気付けばまた模型店へ行っている。


こうして並べてみると、

なかなか面白い。


使っているシャーシは違う。


  • MAシャーシの人もいる。

  • FM-Aの人もいる。

  • VZの人もいる。

  • MEシャーシの人もいる。

  • MSフレキの人もいる。


セッティングも全然違う。


でも、

なぜか経験することは似ている。


パーツが消えるし、

物欲と戦うし、

完成したはずなのにまた改造している。


そして、

次のセッティングを考えてワクワクしている。


たぶんミニ四駆って、

速さを競うホビーでありながら、

こういう共通体験も含めて楽しい趣味なんだと思う。


だから模型店で同じパーツを眺めている人を見ると、

なんとなく親近感が湧く。


「ああ、この人もたぶんGUPを増やしてるんだろうな。」


「この人もきっとビスを飛ばしたことがあるんだろうな。」


そんなことを思ってしまう。


ミニ四駆って、

一人で遊ぶこともできる。

でも、

みんなで同じ"あるある"を共有できる趣味でもある。


だから30年以上経っても、

今もなお続いているのかもしれない。


……さて。

この記事を書いていたら、

なんだか模型店へ行きたくなってきた。


もちろん、

今日は本当にこれだけ。

たぶん。