narita-lab’s blog

成田ラボ 〜テクノロジーと雑学の観察日記〜

自転車屋の生態その14 その部品、取り寄せになります

自転車屋をやっていると、たまにこう聞かれる。

「今日中に直りますか?」

もちろん、直せるものも多い。

パンク修理やブレーキ調整なら、その日のうちに終わることも珍しくない。

ただ、時々こう答えることがある。

「その部品、取り寄せになります。」

自転車屋に全部の部品があるわけではない

自転車屋だからといって、すべての部品を在庫しているわけではない。

タイヤだけでもサイズはたくさんあるし、ブレーキや変速部品まで含めると種類はかなり多い。

店の広さにも限界がある。

だから、よく使う部品は在庫していても、すべてを揃えるのは現実的ではない。

よく出る部品は在庫している

もちろん、何も置いていないわけではない。

チューブやタイヤ、ブレーキシューなど、交換頻度の高い部品はある程度在庫している。

だから、一般的な修理ならその場で対応できることも多い。

ただ、それでも全部ではない。

珍しい部品は取り寄せになる

少し特殊なサイズのタイヤ。

古い自転車の部品。

メーカー独自の部品。

こういうものになると、取り寄せになることが多い。

特に年式が古い自転車だと、部品探しから始まることもある。

メーカーにも在庫がないことがある

さらに困るのが、メーカー側も欠品しているケースだ。

「取り寄せますね」

と言ったはいいものの、

調べてみたら欠品中。

場合によっては、すでに廃番。

こうなると、こちらも頭を抱える。

代替品を探したり、他の方法を考えたり。

修理というより、部品探しになっていることもある。

部品待ちで修理が延びることもある

修理自体はすぐ終わる内容でも、部品がなければ始められない。

だから、部品待ちで数日預かることもある。

場合によっては、一週間以上かかることもある。

これは技術の問題ではなく、単純に部品が届かないからだ。

自転車屋の生態としての結論

修理というのは、技術だけでどうにかなるものではない。

部品があって、初めて直せる。

だから自転車屋としては、

「その部品、取り寄せになります」

という言葉を、意外とよく使っている。

まとめ

自転車屋にはたくさんの部品がある。

でも、すべての部品が揃っているわけではない。

特殊な部品や古い自転車の部品は、どうしても取り寄せになることがある。

そして、時にはメーカーにも部品がない。

自転車を直すというのは、意外と「部品との戦い」でもあるのかもしれない。